山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

アズマシャクナゲ咲く森 小川山八丁平  平成26年6月15日

2014年06月18日 | 山梨無名山
 今年の伊豆のアマギシャクナゲは10年に一度の当たり年だったと聞く。奥秩父のアズマシャクナゲにもかなりの期待をしていた。花見隊2日目は瑞牆山登山道の途中から右に入って八丁平のアズマシャクナゲを見に行くことにした。


    瑞牆山荘駐車場は朝8時で既に満車状態。道路脇にも車が並んでいた。


    登山道脇の湿地にあるクリンソウは年々数が減っているように見える。


    前日の御坂山塊と同様、こちらの花も今年は少ない。


    瑞牆山展望台でさっそく記念撮影。まだ先は長いです。


    富士見平到着。来るたびに綺麗になって行く富士見平小屋。


    本日はテントがいっぱい。

 富士見平小屋に立ち寄って小屋主さんの相川さんに挨拶をして行く。小屋の中に入ると壁に見慣れた写真がずらりと飾られていた。昨年荷揚げした「白き雪山 金峰山」のアルバムに入れた写真を全て額に入れ替えて飾ってくれていた。これには届けた本人がビックリ! まだスペースが空いているからもっと欲しいと言われ、これから検討することにした。今度は瑞牆山の画像を届けられればと思っている。
 小屋主さんにお断りしてクリンソウの咲く水場に行ってみる。今年のクリンソウは外れで、花が少ない。ここにも、盗掘者が現れたことがあるそうだ。ひょっとしたら下のクリンソウもやられているのかもしれない。


    富士見平のクリンソウ


    今年は花数が少ない。

 小屋主さんとの話が尽きず、だいぶ時間を費やしてしまった。八丁平に向かって出発する。途中のシャクナゲはもうほとんど終わってしまっていて、残った花を見る限りでは大当たりという感じでは無い。


    天鳥川下降点から見上げる瑞牆山とアズマシャクナゲ


    小川山登山道から見上げる新緑の瑞牆山


    青空に立つ瑞牆山

 造林小屋跡地で昼食となる。この場所はかつては足の踏み場が無いほどの一面のシロバナノヘビイチゴとキバナノコマノツメのお花畑になっていたが、今ではまばらに咲く程度になってしまった。


    造林小屋跡地。小川が流れ、気持ちの良い広場。


    かつてはびっしり咲いていたシロバナノヘビイチゴも今ではまばらになってしまった。

 八丁平でザックをデポしてその先の秘密のシャクナゲ展望台に行く。このあたりからようやく見ごろを迎えたアズマシャクナゲに出会うことができた。花の色は例年に無く良いのだが、花付きはさほど良い訳では無かった。写真を撮りながら登り、展望台に到着する。


    かつては倒木を何本もまたいで歩いた道は今ではすっかり良い道に変っている。


    アズマシャクナゲ


    今年は花の色が良い。


    森の中に咲くアズマシャクナゲ


    展望台に到着。この場所はまだ少し早そうだ。花付きは決して良いとは言えない。


    アズマシャクナゲ咲く奥秩父の森


    アズマシャクナゲの森


    同上


 存分に撮影して八丁平に戻ると、時間は既に午後2時になってしまった。予定では大日岩を周回って富士見平に戻るはずだったが、帰りが夕暮れになってしまいかねない。ここで折り返して同じ道を戻ることにした。別行動をしていたうーさんは不動の滝から瑞牆山を超えて鷹見岩を往復して富士見平小屋で待っているというメールが届く。週4~5回山歩きしているうーさんは格段に速い。1時間少々で富士見平小屋に到着し、またしても小屋主さんと話が尽きずに大休憩し、下山となった。


 今年のアズマシャクナゲは例年に比べると良い方だが、大当たりと言うわけでは無い。八丁平よりもやや標高が高い瑞牆山でも、見ごろはあと1~2週間というところだろう。
コメント (2)
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