獅子座流星群のピークは前日の11月17日未明だったのだが、その日は山梨県は雲の多い空模様で流星群観察には不向きだった。翌日の18日、夕方は雲の多い空模様だったが、天気図、雲画像を見ると深夜には晴れてきそうだ。目覚まし時計を未明3時にセットして10時に寝る。
予定通り3時に起きて向かう先は朝霧高原だ。この日は月齢26の細い月が獅子座の下に位置しており、朝霧高原からだと富士山の山頂あたりに昇って来るはずだ。月と一緒に流星が写せるはずだ。山頂ど真中に月が昇る場所を計算して出かけたのだが、その時間には富士山頂に雲がかかり、月が隠れてしまっていた。場所を変更、月がもう少し高い位置で富士山頂に昇る位置を探して移動し、朝霧高原道の駅の裏側にある広場で三脚を構える。時刻はもう4時40分、撮影できるのは1時間ほどだ。月を入れた構図で流星が流れてくれれば良いのだが・・・。1台のカメラEos7Dは構図を決めて固定し、20秒間露出の連続撮影でタイマーをセットしてシャッターを切り続ける。もう1台のEos40Dは固定せずに構図を変えながら撮影を試みる。
固定したEos7Dの画像。ちょうど富士山頂に月が昇っている。このくらい星が写ってくれれば、流星も写るはず。
富士山頂に現れた明るい星はおとめ座のスピカ。左手に明るく輝く星は牛飼い座アルクトゥールス。
肉眼で1個も流星が確認できないうちに、あっという間に薄明の時を迎えてしまう。
縦位置、E0s40Dの画像。
Eos40D, 12mm f3.5, Iso640 上空に明るく輝く星は木星。その下に獅子座がいるのだが、薄明の空ではもはや確認は難しい。
西の空に傾いたオリオン座と冬の大三角形
5時半近くになると空が白々としはじめ、星の輝きは次第に薄れて行く。もはや流星を捉えるのは困難となってしまった。肉眼で見ていた空に流星は目撃できず、70カットほど撮影したEos7Dの画像の中にも、流星は一つも写っていなかった。
薄明の空に昇る月
露出を変える。もはや流星の撮影は困難。
地平線が色付き始める。
地球照の月
200mm望遠で捉えた地球照の月
夜明けの空に昇る月
もはやここまで。場所を精進湖に移動して夜明けの景色を楽しむ。相変わらずのカメラマン人気のスポットで、7~8人の先客が三脚を立てて夜明けを待っていた。
精進湖の朝。風が強く、湖面が揺れてすっきりしたダブル富士にはならない。
上空にはもう消えそうな細い月。
日の出
精進湖の日の出
なかなか流れてくれない獅子座流星群。調べてみると33年周期くらいで大きな宇宙の塵の中に突入するらしい。大流星群となるかもしれないのはまだ25年くらい先ということになるのだろう。生きているかどうか?
次に狙う流星群は12月14日をピークとする双子座流星群だ。ここ数年は安定して1時間に30個以上流れているが、この流星群のピークは日曜日の夜となる。翌日の仕事を考えると行けるかどうか?1日早い前日の夜は山梨地方部会なる学会と重なってしまっている。さて、どうするか?天気図と雲画像を見ながら、日が近付いてからどう動くか考えることにする。
予定通り3時に起きて向かう先は朝霧高原だ。この日は月齢26の細い月が獅子座の下に位置しており、朝霧高原からだと富士山の山頂あたりに昇って来るはずだ。月と一緒に流星が写せるはずだ。山頂ど真中に月が昇る場所を計算して出かけたのだが、その時間には富士山頂に雲がかかり、月が隠れてしまっていた。場所を変更、月がもう少し高い位置で富士山頂に昇る位置を探して移動し、朝霧高原道の駅の裏側にある広場で三脚を構える。時刻はもう4時40分、撮影できるのは1時間ほどだ。月を入れた構図で流星が流れてくれれば良いのだが・・・。1台のカメラEos7Dは構図を決めて固定し、20秒間露出の連続撮影でタイマーをセットしてシャッターを切り続ける。もう1台のEos40Dは固定せずに構図を変えながら撮影を試みる。
固定したEos7Dの画像。ちょうど富士山頂に月が昇っている。このくらい星が写ってくれれば、流星も写るはず。
富士山頂に現れた明るい星はおとめ座のスピカ。左手に明るく輝く星は牛飼い座アルクトゥールス。
肉眼で1個も流星が確認できないうちに、あっという間に薄明の時を迎えてしまう。
縦位置、E0s40Dの画像。
Eos40D, 12mm f3.5, Iso640 上空に明るく輝く星は木星。その下に獅子座がいるのだが、薄明の空ではもはや確認は難しい。
西の空に傾いたオリオン座と冬の大三角形
5時半近くになると空が白々としはじめ、星の輝きは次第に薄れて行く。もはや流星を捉えるのは困難となってしまった。肉眼で見ていた空に流星は目撃できず、70カットほど撮影したEos7Dの画像の中にも、流星は一つも写っていなかった。
薄明の空に昇る月
露出を変える。もはや流星の撮影は困難。
地平線が色付き始める。
地球照の月
200mm望遠で捉えた地球照の月
夜明けの空に昇る月
もはやここまで。場所を精進湖に移動して夜明けの景色を楽しむ。相変わらずのカメラマン人気のスポットで、7~8人の先客が三脚を立てて夜明けを待っていた。
精進湖の朝。風が強く、湖面が揺れてすっきりしたダブル富士にはならない。
上空にはもう消えそうな細い月。
日の出
精進湖の日の出
なかなか流れてくれない獅子座流星群。調べてみると33年周期くらいで大きな宇宙の塵の中に突入するらしい。大流星群となるかもしれないのはまだ25年くらい先ということになるのだろう。生きているかどうか?
次に狙う流星群は12月14日をピークとする双子座流星群だ。ここ数年は安定して1時間に30個以上流れているが、この流星群のピークは日曜日の夜となる。翌日の仕事を考えると行けるかどうか?1日早い前日の夜は山梨地方部会なる学会と重なってしまっている。さて、どうするか?天気図と雲画像を見ながら、日が近付いてからどう動くか考えることにする。