山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

写らなかったレナード彗星 甲府市自宅から  令和3年12月22日

2021年12月25日 | 星空
 前日の杓子山、および前々日の石割山から見たレナード彗星(C/2021 A1)の様子から見て、甲府市郊外にある自宅からも見えるのではないかと思う。空模様はあまり良いとは言えないが、我が家は標高約450mの甲府盆地を見下ろす高いところにある。夕方の景色を見る限りでは見えそうだが・・・


    我が家のベランダから見る甲府盆地の町灯りと夕空。この空ならばきっとレナード彗星が・・・と思ったが。


    真ん中が笊ヶ岳、右の三角錐が偃松尾山(はいまつおやま)。本日のレナード彗星は笊ヶ岳の上を通過して沈んで行くはず。


    右の偃松尾山の中腹に沈むはずである。

 さて、2台のカメラをセットし、もう1台は簡易赤道儀を載せて追尾するようにセットする。ところが・・・


    日没を過ぎて空が暗くなると、空が真っ白になってしまう。左上ギリギリに見える白っぽい光がたぶんレナード彗星。


    山の形も写らなくなってしまった。真ん中あたりの左上のぼんやりと白っぽいのがレナード彗星だろう。


    トリーミング画像


    これでは見えたとは言えないのでは・・・


    もう1台のカメラはさらに低空を狙っていたのでもっと見えない。上のほうにうっすらと白いものが・・・


    どれ?といった感じにしか写らず。

 追尾しようとしたもう1台のカメラはとうとう彗星の姿を捉えることが出来なかった。

 霞が多かったこともあるのだが、甲府盆地の明かりが明る過ぎて低空の星は消えてしまうようである。今回のレナード彗星のような低い位置でしか捉えられない彗星は甲府盆地から見上げるのは難しそうである。やはり少し高いところで光害の少ない場所に行かないと撮影は難しそうである。

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白山岳で割れるダイヤモンド富士 増穂町高下  令和3年12月22日

2021年12月25日 | ダイヤモンド富士
 冬至の頃の太陽は軌道のずれが少なく、割れるダイヤモンド富士が撮影しやすい。竜ヶ岳山頂の剣ヶ峰で割れるダイヤ撮影に絶好の日であるが、前日の夕方に杓子山に登り、下山してから画像処理等を行うと時刻は深夜1時になってしまった。さすがに4時前に起きて竜ヶ岳に登るのは辛い。朝6時に起きて毎年恒例の高下のダイヤを撮影に行ってみる。ちなみに杓子山から撮影した富士山を舞うレナード彗星の画像を山梨日々新聞に投稿してみたが、残念ながら不採用だった。


    若干霞が出ているが天候は良好。白山岳の雪煙が多いのがちょっと心配である。








    100㎜程度の望遠では割れるダイヤは写らないだろうと思っていたのだが、この日は写ってくれた。









    使い慣れた200㎜望遠レンズの画像。








    手製の前面装着型絞りを装着した570㎜望遠レンズの画像。センサーにゴミが入ってしまっていたのは失敗。

 初回の撮影はたいてい失敗するものだが、冬至の日という撮影日が良く、空気も比較的澄んでくれてまずまずの割れるダイヤモンド富士の撮影が出来た。新聞やテレビで紹介されていることがあって、この日の高下北側駐車場はほぼ満車となる混雑だった。これから正月3が日まで混雑する日が続くのであろう。

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