6月ごろに花を咲かせるヤマゴボウは8月ならば当然終わっているはずである。しかし、あちらこちらにはびこっている外来種のヨウシュヤマゴボウを見ると結実した実を付けていて花が残っているものもある。ひょっとしたらヤマゴボウのほうも種が見られるのではないかと探しに行ってみる。しかし、この日は天候がいまひとつで、現地に到着するとすぐに小雨が降り出してしまう。傘を持って出発する。
途中で見かけたヨウシュヤマゴボウ
花が咲き残っているものもある。
結実しているが先端部は花が残っている。この状態のヤマゴボウがまだあるのではないかと思ったのだが・・・
神社のところで雨脚が強くなりしばし雨宿りする。しかしここでは見つからず車に戻って移動する。
このあたりはどうか?
生えているのはボロギクばかりで見つからない。
傘を差して探索していたのだが雨脚が強くなってきたうえに頭上の近くで雷が鳴り出したため急斜面を急ぎ足で登って一旦車に退避する。20分ほど待ったところで雨脚が弱まり雷鳴も聞こえなくなったため、今度はカッパを着て傘をストックに持ち替えて別の斜面を探してみる。
葉の感じからみてこれか?
茎の色も探しているヤマゴボウのようである。
茎が折れて無くなっているものがあった。
たぶんこれがヤマゴボウで間違いないだろう。花が終わっていて消失しているようである。
ヤマゴボウと思わしき葉は確認出来たが、花や種は残念ながら見ることが出来なかった。若い葉はそれなりに確認出来たので来年は花期を間違えなければおそらくこの花を見ることが出来るのではないかと思う。
帰り際に林道脇に生えているこの木を見に行ってみた。
春に見た時はハート型をした葉の形だったので気になっていた。
葉はやや厚めで大きく、左右不対称なハート型をしている。
幹は縦にひびが入る。おそらくこれはオオバボダイジュではないかと思っている。
シナノキに比べると葉が大きくいびつなハート形をしており、おそらくオオバボダイジュではないかと思っているのだがまだ確信は持てない。もう少し他の木を見てから検討してみたいと思っている。