南部町でカナクギノキを観察した後、急いで甲府に戻り帯那山の展望地に向かう。2年程前に大規模な伐採が行われた頃はだいぶ展望が良くなっていたのだが、久しぶりに訪れると手入れがされておらず草ボウボウになっていて展望が悪い。車で南アルプスが見える位置まで行ったが、この場所も木が伸びて視界が悪くなっていた。金星が輝き出しているので、そろそろ紫金山・アトラス彗星が見えてくるはずだが、鳳凰山には雲がかかっていて地蔵岳のオベリスクが見えない。今日は地蔵岳のオベリスクの真上を彗星が飛んで行くはずである。
久しぶりに訪れた帯那山の南アルプス展望地だが、だいぶ視野が悪くなっていた。
左側の空に金星が輝いている。そろそろ見えて良いはずだが見えない。
この視野の中に居るはずだが、広角の視野では写ってこない。
金星。これよりも少し低い高度のところに彗星が居るはず。
ズームレンズで探すと小さな光が見え出した。
尾を引いているようである。
なんとか捉えることが出来た紫金山・アトラス彗星
しかし、あっという間に雲の中に飲まれてしまう。
雲間にわずかな輝きが見える。しかしこの後は姿を捉えることが出来なかった。
だいぶ雲が増えてきた。もう沈んでいる頃だろう。撤退する。
もう10月中旬だというのに日中の気温が上がり過ぎてどうしても雲が出てしまう。地蔵岳の上を舞う紫金山・アトラス彗星を捉えたかったが、雲に遮られて思うような撮影は出来なかった。夕焼けの中に入っていることもあるだろうが、今日観察したところではあまり大きな彗星には見えなかった。明日以降に期待しよう。
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