山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

pre-スーパームーンのパール富士  朝霧高原  令和2年4月7日

2020年04月09日 | 月富士
 本日は14夜の月なので、地球に最も近付く満月をスーパームーンとするならば、その前日ということになる。しかし地球に近くて大きな月ということであれば、今宵の月もスーパームーンと言って良いかもしれない。1ヶ月ほど前から撮影場所を検討し、日没の数分前に富士山山頂に月が昇って来る場所の目星をつけていた。しかしその周辺には駐車場が無いので少しばかり歩くのは覚悟していた。仕事を終えて急いで現地に向かうと、撮影地付近には5~6台の車が路上駐車しており、道路沿いの撮影場所は既に先輩カメラマンたちが三脚を並べて月の出を待っており入れそうも無い。少し離れた場所の細い林道のようなところに車を止めて、林の中の藪を漕いで牧草地の縁までたどり着く。牧草地は立ち入り禁止でロープが張られているので、その縁の草むらの中に三脚を立てる。2台のカメラのセットが終わり、試し撮りをしているとすぐに月が昇って来た。西側に雲が出てしまったためにうっすらとしか焼けなかったがそれでも残照の富士山に月が現れた。


    牧草地の縁にカメラを構える。都合良くこの部分だけ木が低い。


    残照の月に昇った月


    スーパームーンの残照パール富士

 本日狙っていたのは月の大きさを強調するために富士山山頂がギリギリで入るくらいの望遠レンズを使ってのパール富士である。540㎜望遠レンズにフルサイズカメラでちょうどよい位置に納まってくれた。


    残照富士。試し撮り。


    残照の富士山に現れた月





    スーパームーンの残照パール富士


    200㎜望遠に変える。やはり少し物足りなさを感じてしまう。


    シャッタースピードを上げて暗めに撮ると金色の月になる。

 残照は思ったほど赤く染まらなかったが、ポジションが良かったこととこの季節にしては天候が良くて富士山がスッキリと姿を見せてくれ、それなりに良い撮影が出来たと思う。

 ついでにもう1ヶ所ちょっと立ち寄る。


    ふもとっぱらの月。少し霞が出てしまったがこれはこれで良い。


    ダブルスーパームーン。右上の白い筋は国際宇宙ステーションだがこの日はノーマークだったので数カット撮影したのみ。

 ふもとっぱらの月と富士山もなかなか良かった。明日はこの場所からダブルパール富士になるのだが、時間が少し遅い。おそらくは人が多くて早い時間に来ないと場所を取れない可能性もある。本日が良かったので既に気合も入っていないし・・・たぶん来ないだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金星と国際宇宙ステーション... | トップ | 保護ネット修復に行く  令... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

月富士」カテゴリの最新記事