朝から雨が降っておりこの日は1日ダメだろうと思い、ずっと撮り貯めていた絶滅危惧種の記事を書いていた。午後になってから雨が上がり、午後4時過ぎにふと富士山のライブカメラを見てみると、まだ雲を纏っているものの富士山が姿を現しはじめていた。ウェザーニューズの衛星画像をチェックしてみるともうすぐ雲が晴れてきそうである。急いでカシミール3Dで本日のパール富士の撮影場所を調べてみると、富士川町平林あたりでパール富士になりそうである。氷室神社だとちょうど日没の頃に富士山剣ヶ峰にかかる月が見られるはずである。出発が少し遅くなってしまったが、午後5時過ぎに自宅を出発し、中部横断道を使って平林に向かう。氷室神社の手前、平林の集落は棚田でも有名な場所で、ちょっと下見してみると棚田を前景にパール富士が見られそうである。地元の方も撮影に来られている。予定変更、平林の棚田と富士山を撮ることにする。
平林の棚田と富士山。田んぼに映るダブルパールも考えたが良い場所が見つからず。
残照の富士山
2台目のカメラ。月が昇って来るのは日没後5分くらいのはずである。
3台目のカメラは望遠で月を狙う。
富士山に巻いていた雲が次第に晴れて来た。パール富士はいただきだろう。
アースシャドウの富士山。この季節にこれだけ綺麗に見えるのは珍しい。
富士山頂に月が現れた。
綺麗なパール富士を見ることが出来た。
2台目のカメラは中望遠レンズを装着。このレンズは口径が小さくやや解像度が悪いのが難点。
3台目は400㎜望遠レンズ。見事な黄金の月が昇って来た。
棚田に輝く黄金の月
本日から関東地方は梅雨入りした。この季節はパール富士を撮影するには難しい季節である。富士山ライブカメラをチェックする時間があと1時間遅れていたらこの景色を見ることは出来なかったであろう。とてもラッキーな日だったと思う。しいて言うならば、パール富士を意識し過ぎてズームをかけ過ぎて棚田の雰囲気が消えてしまったのが残念である。
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