山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

夜景と星空を奏でに夜の小楢山へ 令和6年11月23日

2024年11月27日 | 星空
 10月に入ってから南の低空に輝くカノープスという星が全行程見られるようになってきている。富士山近傍に輝くこの星を見るには乾徳山から大菩薩周辺の山域が適している。しばらくテントなど担いでいないので長距離を歩くには不安があるので、登り易い小楢山に行ってテント泊してみることにする。登山口の焼山峠を出発したのは午後4時、あと30分で日没を迎えるので、最初からヘッドライトを装着して出発する。

    焼山峠を午後4時に出発。向こうに見える駐車場に止まっている車は私の車1台のみ。

    緩いアップダウンが続く小楢山への道。既に日没が近く、斜面に西日が射しこむ。

    たくさん生えているこの草はノガリヤスか?

    似ているがこちらのほうが倍くらい大きい。たぶんヤマアワであろう。

    普通のススキであろう。

    たぶんメリケンカルカヤだと思う。

    陽が沈み夕焼けの空が広がる。向こうに見える山々は南アルプス。

    旧道と新道の分岐点。ここでヘッドライトを点灯し、新道を進む。

    少しばかり急登になる。

    振り返って見る甲斐駒ケ岳の夕焼け空

    急登を登り切ると間もなく小楢山に到着する。山頂は広く、眼下に眩しい夜景が広がる。

    残念ながら富士山には雲がかかっていて山頂が見えない。

    西に輝く明るい星は金星

    木の上に輝く夏の大三角形。星は輝いたが雲が多くて天の川は見えなかった。

    西に傾いた金星

    就眠前の7時45分ごろの富士山。さらに雲が広がってしまった。

 テントを設営して夕食をとり、8時に就眠するが、想定していたよりも遥かに寒い。荷物軽量化のためバーナーを持って来なかったのが大失敗で、テントの中を温められない。持って来たホッカイロ10枚のうち9枚を服やシュラフに貼り付けてなんとか寒さを凌ぐが、それでも背中がゾクゾクと寒かった。手軽に行けるからといって、少し甘く見過ぎていたようである。
 就眠前の空にはさらに雲が広がって星もあまり見えなくなってしまった。天気予報ではこれから回復してくるはずである。カノープスが姿を現すのは未明1時過ぎである。晴れることを期待して、とにかく寝る。


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黒熟していないクロモジ 令和6年11月19日

2024年11月23日 | 樹木類
 11月中旬に紅熟したカナクギノキの実を期待して南部町に見に行ってみたがまだ青いままだった。では、黒熟するというクロモジの実はどうだろうか?クロモジは甲府市やその近傍の山にも多く生育しており、今回は出張の帰り際に韮崎市にある林道を訪れてみる。

    これがクロモジの木だったはずだが、ボタンヅルがからみ付いている。

    枝先に付いている実を探して見てみると、黒くはなっていないようである。

    カナクギノキと同じくまだ青色ないしは黄色である。

    これが本当に実なのか?と疑問を持ってしまいたくなるが、間違いないだろう。

    紅葉している別のクロモジ。林道脇には他にもたくさん生えていた。

    おそらく多くの実が脱落した後であろう。しかし、実は黒くなっていなかった。

 今年は暑い夏が続いてほとんど秋らしい爽快な日が無く急に寒くなってしまったことが実の熟成に影響を与えているのかも知れないが、クロモジもカナクギノキと同様に色付いてはいなかった。今年が特別なのか、それともいつも色付くのはもっと後なのか、今後も経過を見て行きたいと思う。


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黄色い実をたくさん付けたホザキヤドリギ 令和6年11月12日

2024年11月18日 | 樹木類
 毎年この季節に北杜市泉郷近傍に出張があり、帰りがけに三分一湧水のホザキヤドリギを見て来るのが恒例となりつつあり、昨年もほぼ同じ頃に見に来ている。おそらく今年もたくさんの黄色い実を付けている頃であろう。


    三分一湧水の遊歩道入り口。今年の紅葉はあまり赤く染まっていない。

    ビオトープは花が終わっていて殺風景である。

    葉がだいぶ散っているハンノキ

    ブナやコナラの黄葉

    三分一湧水

    咲き残ったアザミの仲間であるが、細くてやや長い総苞片の形からトネアザミではないかと思う。

    咲き残りのシデシャジン

    結実してもう種も脱落しているコバノギボウシ

    咲き残りのヤクシソウ

    公園の黄葉はまだ少し早い

    目的のハンノキに寄生しているホザキヤドリギ


    今年もたくさん黄色い実を付けている

    今年は暑い夏が長かったためか、まだ青い葉が残っている。

    ハンノキの実とホザキヤドリギ

    空は青空が広がったが、八ヶ岳は雲に隠れていた。

 ホザキヤドリギは今年もたくさんの黄色い実を付けてくれた。この季節には葉がほとんど散ってしまっていることが多いのだが、今年は青い葉を付けたままの黄色い実を見ることが出来た。いつもは火曜日が定休日になっている三分一湧水館のソバ屋が今年はやっており、初めて湧水館のそばを食べることが出来た。抜群に、とは言えないが、普通においしい蕎麦だった。


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未だ紅熟していなかったカナクギノキ 令和6年11月11日

2024年11月16日 | 樹木類
 赤く色付くカナクギノキの実を見て見たくて10月中旬に見に行ってみたがまだ色付いていなかった。1ヶ月が過ぎてもう赤くなっているのではないだろうか。南部町のカナクギノキが多く生育している林道を再訪してみる。

    向こうに見えるのは篠井山

    カナクギノキ。まだ葉が紅葉していない。

    赤い実を期待していたのだが・・・

    この木の実はまだ熟していなかった。

    林道脇の岩壁に咲いていた白い花

    ジンジソウ

    法面の上のほうに生えていたカナクギノキ

    望遠レンズで覗き込んでみるが、やはり赤くなっていない。

    林道脇に生えていたこの木もまだ熟していないようである。

    この林道内ではいちばん大きなカナクギノキ

    葉が枯れ始めて少し黄色くなっている。

    この木ならば実が紅熟しているだろうと期待したのだが・・・

    残念ながらまだ青い。

    こちらの木は紫色の小さな実が付いている。これはムラサキシキブか?


    結実したカラスザンショウの実

    色が鮮やかなイノデの仲間

    普通のイノデのようである。

 期待していたカナクギノキの赤い実であるが、この季節になってもまだ赤くなっていなかった。ではクロモジの実は今ごろどうなっているのだろうか?近々見に行ってみたいと思っている。
 
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だいぶ小さくなってしまった紫金山・アトラス彗星 令和6年10月30日

2024年11月02日 | 星空
 予想はしていたのだが、山梨県はなかなか夕方の晴れ間が覗かず、紫金山・アトラス彗星を観察する機会が訪れなかった。やっとそれなりに空が晴れたのがこの日であるが、地球からの距離が遠くなってしまった彗星はすっかり小さくなってしまっているだろう。それでも、観察することは十分に可能なはずである。今回は鳳凰山地蔵岳のオベリスクの上に舞い降りる彗星を撮影するため、韮崎市と甲斐市の境界付近を訪れてみた。予定していた場所は前方に電線があって視野がいまひとつのため100mほど東に寄った視野の良い丘の上から撮影することにした。そのため彗星はオベリスクよりもだいぶ左に沈んでしまうがこれも止む無し。到着した午後5時半ごろはまだ鳳凰山に雲がかかっていて地蔵岳は見えていない。しかし、日没後に冷え込んで来れば、この雲も晴れてくるであろう。

    午後5時45分ごろの鳳凰山には雲がかかっている。右端に頭が見えているのは甲斐駒ケ岳、左の明るい星は金星。

    午後6時15分ごろから雲が晴れて鳳凰山の頭が見えてきた。

    左上に彗星が写ってきたが、やはりかなり小さくなっている。

    鳳凰山の上を紫金山・アトラス彗星が舞い降りてくるが、70㎜レンズの視野ではかなり小さい。

    200㎜レンズ視野の紫金山・アトラス彗星。10月13日に撮影した時はレンズ視野いっぱいに尾を引いた彗星が写ったが、今回はかなり小さい。

    約20枚を加算処理してトリーミングした画像


    地蔵岳に舞い降りる紫金山・アトラス彗星

    400㎜望遠レンズでの撮影だが、Iso感度6400まで上げたためかなり画像が荒い。

    18コマを恒星基準で加算処理

    山の部分を同じく加算処理

    2枚をフォトショップで合成して処理して得られたのがこの画像

 ノイズが多い画像でもステライメージというソフトで加算処理してやるとそれなりの画像が得られる。まだ不慣れなことがあってやや不自然な感じがしなくもないのであるが、このくらい処理が出来れば上出来かと思っている。おそらく彗星を追いかけるのはこの日が最後になるであろう。もっと撮りたかったが、天候の良い日がほとんど訪れなかったのが残念である。

    おまけに撮ってきた写真。鉄塔の左にうっすらと富士山が見える。

    東の空に昇って来た明るい木星

    夏の大三角形が見えるが、天の川はほとんど写らず。


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紅葉にはまだ早い大柳川渓谷を散策 令和6年10月25日

2024年10月27日 | 渓谷
 市川三郷町に出張があり、やや手こずったが午前中で仕事は終わった。コンビニに立ち寄って昼食を買い込み、午後から大柳川渓谷に散策に出かけてみる。3年ほど前の1月に一度訪問したことがあるが、その時は滝が凍り付いていてそれなりに面白い景色を見ることが出来た。今回は花仲間の情報によるとちょっと面白い植物が生えていたらしい。

    大柳川渓谷遊歩道の入り口

    滑り易い石畳の道を渓谷に向かって下りて行く。

    道案内の看板が立てられていて良く整備されている。柱には「左 富士見山」と書かれているがおそらく道は消滅している。

    吊り橋の上から見下ろす渓谷

    プロペラ状の種をたくさん付けた木があったがおそらくウリカエデであろう。

    長い竜仙橋の階段

    階段を昇ると渓谷を渡る吊り橋になっていた。

    天渕の滝

    滝の岩壁に咲いているのはリュウノウギクであろう。

    滝を巡るチャレンジコースという脇道があり、立ち寄ってみる。

    小さな橋が架かっている。橋も岩も滑り易く気をつけて渡る。

    五段の滝とまぼろしの滝の分岐点

    こちらが五段の滝。水量はあまり多く無いが落差の大きな滝である。

    こちらがまぼろしの滝の展望台

    ところが、木の葉が茂っていて滝はわずかに姿が見えるのみだった。上に見えているのが穴観音滝、左下の木々の中にまぼろしの滝が隠れている。

    元のルートに戻る。岩壁にはイワタバコの葉がいっぱい。

    竜馬淵

    スゲの仲間が叢生している。

    ハシナガカンスゲではないかと期待したのだが、葉を触ってみると縁がザラついていた。これはコカンスゲではないかと思う。

    道路に抜け出る。岩壁にぶら下がっているのはウラハグサではないかと思う。もう少し葉を良く見て来るんだった。

    花序が垂れ下がっているススキ。これはアブラススキであろう。

    見たかったちょっと面白い花とはこの群生している白い花

    ちょうど見ごろの満開になっていた。これはツメレンゲ。

    遊歩道から少し外れた岩の上に咲いていた。

 渓谷は少しだけ紅葉が始まっていたが、見ごろになるのは1ヶ月くらい先になるであろう。まぼろしの滝はその名の通り、おそらく見ることは出来ないであろう。葉が散った冬にしかお目にかかれない滝である。


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胞子嚢果をつけたデンジソウ 令和6年10月23日

2024年10月24日 | 里に咲く花
 予定では別の場所に別の花を見に行くはずだったのだが、天候が悪く雨が降ったり止んだりである。近場の植物を見に行ってみることにする。6月下旬に観察に行ったデンジソウがそろそろ楕円形の胞子嚢果を付けている頃ではないかと思う。池が増水していると根元にある胞子嚢果は観察しにくいが、池の端のほうにあるものならば観察できるはずである。

    雨で道に水たまりが出来ている。ケヤキの紅葉はまだ始まったばかりである。

    たくさん生えているのは秋に果胞を付けるナキリスゲであろう。

    果胞が脱落し始めているこの草は?

    おそらくスズメノテッポウだと思う。

    これはカゼクサではないかと思う。

    背の高いこちらの草はヤマアワであろう。

    どこにでもはびこっているコセンダングサ

    これはミヤマヤブタバコの葉ではないかと思うが、花茎が見当たらない。

    わずかに出ていた茎の先端に花が付いていたがもう終わっていた。

    デンジソウの葉が浮かぶ池。真ん中に生えているのはカンガレイのようである。

    少し群生していたカンガレイ

    小穂に柄が無い。

    6月に比べるとデンジソウは大増殖していた。

    都合良く、水が無くなった場所に生えているものがあった。

    根元に楕円形の黒っぽい粒が付いている。

    これが今回見たかったデンジソウの胞子嚢果である。

    探してみると結構あるが、これからもっと増えてくると思われる。

    もうひとつ見たかったのが秋に咲く桜。

    遅咲きでは無くて秋に咲く桜がある。花数は少なかった。

    八重桜のように見える。ジュウガツザクラだと思うのだが自信は無い。

    雲に隠れているがここからは鳳凰山と甲斐駒ケ岳が良く見える。彗星観察には良い場所だが夜は駐車場が使えないのが難点。

 途中で少し雨に降られたが、見たかったデンジソウの胞子嚢課は見ることが出来た。秋に咲く桜は今年は外れ年なのではないかと思う。明野に彗星を見に行きたかったがこの後はさらに空模様が悪くなってしまった。


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富士山頂に現れた紫金山・アトラス彗星 令和6年10月20日

2024年10月23日 | 星空
 10月中旬になったというのに日中の気温が高く、空には雲が多くてスッキリとした秋空にはなかなかなってくれない。この日は朝から青空が広がったものの雲が多く、富士山は完全に雲に巻かれて姿を見せてくれない。午後からもっと晴れてくる予報であったが回復が遅れているようで、午後3時になってもまだ富士山は姿を見せてくれない。しかし、この日を逃すと日程的に富士山頂に姿を現す紫金山・アトラス彗星を撮影する機会はほとんど無い。夕方から富士山が姿を見せてくれることを信じて、カメラ3台と簡易赤道儀をザックに詰め込んで山の上の展望地に登る。

    日没前に撮影予定地の富士山展望地に到着したが、まだ姿は見えない。

    日没を過ぎて空がうっすらと夕焼けに染まる頃、ようやく空が晴れてきた。

    愛鷹山と沼津の夜景

    富士山はまだ雲の中だが、やや広めのレンズ視野に彗星が写り始めた。

    そしてようやく、富士山が姿を現し始めた。

    富士山頂に現れた紫金山・アトラス彗星

    彗星が富士山に迫って来るが、この時間は飛行機や人工衛星がやたらと多い。

    富士山を舞う紫金山・アトラス彗星。右下の木の枝がヘッドライトの明かりに照らされてしまっていた。

    トリーミングして作成した富士山を舞う紫金山・アトラス彗星。来年のカレンダーに使おうと思う。

    その後は再び雲が増えてレンズの結露も始まってしまう。3台のカメラのレンズを拭くのに大忙しである。

    そして遂に、彗星は雲の中に入り込んでしまう。

    望遠で富士山頂の近傍を通過する彗星を撮りたかったが・・・

    肝心の時間には雲に阻まれて彗星は霞んでしまった。

    雲がだいぶ増えた。時刻は午後7時半、本日はここまでで撤退する。

    2.5秒ワンショットで撮影した画像24コマをステライメージで加算処理した画像

    簡易赤道儀で15秒追尾した画像

    18コマをステライメージで加算処理。簡易赤道儀にしては上出来の画像が撮れたと思う。

 撮影地に到着した頃は富士山が姿を見せないのではないかと心配したのだが、期待していた以上に綺麗な富士山が姿を見せてくれた。しかも、彗星が山頂付近を舞っている時間帯だけ奇跡的に現れてくれた。一歩間違えば何も見えずに終わってしまっていたであろうが、写真撮影とは良い写真と悪い写真はほんの紙一重である。ほとんどがダメなことが多いのだが、たまにこういう撮影が出来てしまうので、失敗を覚悟でまた行きたくなるのである。この日はとても良い景色が見られたと思う。


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彗星の前に秋のイネ科植物観察 令和6年10月20日

2024年10月22日 | 山に咲く花
 朝から富士山は雲に隠れてしまっているが、夕方には姿を見せてくれるはずである。この日を逃すと仕事の都合で山中湖方面までの遠征は難しくなり、富士山頂を舞う紫金山・アトラス彗星の撮影は難しくなってしまう。まだ富士山は姿を現さないが、夕方にはきっと姿を現すと信じて、午後3時に籠坂峠を出発して山の上の展望地に向かう。彗星観察の前に、もうほとんど終わってしまっているがイネ科の植物を中心に登山道周辺に残っている植物を見ながら歩いてみる。

    少しずつ青空が広がってきているが・・・

    午後3時に出発した頃には富士山はまだ全く姿を見せてくれない。

    花が終わった登山道は殺風景に見える。

    咲き残っていたキク科の花。これはシロヨメナか?

    イネ科の植物ももう種が落ちてしまっているものが多い。葉が地面から出ていて光沢があり、これはホガエリガヤであろう。

    細い柄の先に小さな小穂を付けている。これはタツノヒゲであろう。

    ヤマアワ?それともノガリヤス?



    今年ようやく見つけたヒロハノハネガヤ。それなりに数はある。

    紅葉してたくさん生えている。これはヌカボではないかと思う。

    小さなトリカブトが生えていた。

    花柄を見てみると屈毛が生えているようである。これはヤマトリカブトであろう。

    リュウノウギクはちょうど満開だった。

    砂地に生えているこの枯れた草はシラゲヒメジソであろう。他の草に飲まれてだいぶ減ったように見える。

    日没前になんとか展望地に到着した。しかし相変わらず富士山は雲に隠れたままである。

 この界隈は何度も歩いていてイネ科の植物はそれなりに見てきたつもりである。同定が間違っているものがあるかも知れないが、おおよそマスターできたのではないかと思う。
 カメラ3台に三脚3本とさらには簡易赤道儀をザックに詰め込んで登って来た。重さは15㎏を越えてテント装備の時と同じくらいの重さになった。しかし、意外と歩けるものだと思った。肝心の富士山は雲に隠れて姿が見えない。陽が沈むとこれから冷え込んでくるので、雲が晴れて姿を見せてくれることを期待しつつ、3台のカメラと簡易赤道儀をセットして夕暮れを待つ。


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空模様がいまひとつ 彗星撮影は諦める 令和6年10月17日

2024年10月21日 | 星空
 山中湖方面からパール富士の撮影を予定して本日は仕事を休みにしていたのだが、空模様が優れず早朝のパール富士は諦めた。夕方から天候が回復してきそうだったので甲斐駒ケ岳の上を舞う紫金山・アトラス彗星の撮影に北杜市明野に出かけてみる。甲府を出発する頃は西の空に青空が少し見えていたのだが、明野に付いた頃にはすっかり空は雲に覆われてしまっていた。

    このあたりから甲斐駒ケ岳のすぐ上を舞う紫金山・アトラス彗星が撮れるはず。

    右側の雲の中に甲斐駒ケ岳が隠れている。周辺の花散策しながら天候の回復を期待して待ってみる。

    ここは草刈りが行われなかったようである。アメリカセンダングサがはびこっている。

    タヌキマメの葉

    まだ咲いた花が残っていた。

    これはもう種を散らしているようである。

    こちらは草刈りが行われていた。

    刈られた草むらに残っていたタヌキマメ

    故意に残してくれたのかも知れない。

    少し青空が見えているところもあるのだが、甲斐駒ケ岳は見えそうもない。撤退しよう。

 残念ながら甲斐駒ケ岳は雲の中から姿を現しそうも無く、彗星も見えなそうである。本日はスーパームーンが昇る日でもあるが、それも難しそうである。10月中旬になってもなかなか秋晴れの日がやって来ない。


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