後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「仙台の広瀬川の河鹿の鳴き声と真珠湾攻撃」

2021年12月01日 | 日記・エッセイ・コラム
毎年12月になると真珠湾攻撃のことを思い出す。そしてその年の夏に聞いた仙台の広瀬川の河鹿の美しい鳴き声を思いだす。大学生だった叔父の肩車で鹿落坂(ししおちざか)を登っているとき下の広瀬川で澄んだ声でコロコロと鳴いていた。明るい月夜の晩。その鳴き声はあまりにも美しかった。
その夏の後に真珠湾攻撃があった。
叔父に何が鳴いているかと聞くと、「河鹿(カジカ)だ」と答える。叔父は河鹿蛙だと教えた。が、幼い私は河鹿という魚のことだと信じてしまった。広瀬川には河鹿という魚が棲んでいて月夜の晩に美しい声で鳴くと信じた。これは私の大切な秘密だ。他の人に言うとこの大切な秘密が消えてしまう。私は大人になるまで広瀬川に河鹿という魚が棲んでいて月夜の晩に美しい声で鳴くという不思議を秘密にしていた。しかしその後、夜に何度「ししおちざか」を登っても二度とあの美声は聞かない。
私を肩車で坂を登った叔父は海軍少尉になり幸い生きて帰って来た。余生を全うして死んでからもう何年にもなる。
歳老いて仙台を訪ねると「ししおちざか」は昔のままだ。広瀬川の河鹿の鳴き声を聞いてから80年たつ。真珠湾攻撃から80年たつ。
毎年12月になると広瀬川の河鹿の美しい鳴き声と真珠湾攻撃のことを思いだす。そして河鹿という魚は鳴かなくなった。
1番目の写真は上流の霊屋下橋から見た現在の「ししおちざか」。後ろの山は伊達政宗の霊廟のある経ヶ峰。
2番目の写真は下から見た昭和12年の「ししおちざか」。私が河鹿の鳴き声を聞いたのは昭和16年の夏だ。
3番目の写真はお霊屋下橋から上流を見た現在の広瀬川。 

今日は私の子供の頃の思い違いを書きました。しかしそれは私の大切な美しい秘密だったのです。
皆様も幾つか美しい秘密を持っていると信じています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)


「暖かい小春日和なので多摩湖の湖畔を散歩して来ました」

2021年12月01日 | 写真
気持の良い暖かで風も爽やかです。こんな日和は珍しいので湖畔でかなりゆっくりして来ました。
青い空に美しい白雲が流れています。はるか向こうには奥多摩の山波がありました。
何時ものように写真は家内が撮りました。晴なので往復のドライブも楽しかったです。






「冬の庭でも咲く花々の写真」

2021年12月01日 | 写真
寒さに強く冬でも庭で育てられる花の写真をお贈り致します。
華やかで気持ちが暖かくなります。

1番目の写真はプリムラです。
プリムラは日光に当たっていれば次々に蕾をつけ、絶え間なく花が咲いていきます。様々な種類がある冬のガーデニングには重宝な植物です。品種によって花姿や草姿が異なり、また、花色もとても豊富です。

2番目の写真はウィンターコスモスです。
ウィンターコスモスは、秋から春にかけて咲く植物です。
日当たりが好きで、乾燥に強い植物です。霜に当たっても枯れることはありませんが、強い寒気にあうと元気がなくなり、花が咲かなくなります。気温が上がればまた咲きます。

3番目の写真はスイートアリッサムです。
スイートアリッサムは、秋ごろに植え、冬の間でも花が咲く植物です。花色は白の他にピンクや紫もあり、カーペット状に広がって咲きます。

4番目の写真はユリオプスデージーです。
ユリオプスデージーは秋から春にかけて、黄色い可愛らしい花を咲かせます。常緑の低木で、初めのうちは草花のように小さい姿をしていますが、何年か経つと茎が太くなり、樹木のような形になってきます。

以上の写真と文章の出典は、https://lovegreen.net/gardening/p52916/ です。