若い頃は元気な人が多いものです。私も若い頃は北アルプス縦走をしたりして登山を趣味にしていました。蔵王山や仙台の泉岳や鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳などいろいろな山々に登りました。週末には近場の高尾山や御岳山や奥多摩の山々を家族と登りました。健脚でした。
それなのに老人になったら小脳が小さくなる病気でふらつき次第に歩くのが危なくなったのです。そこで2年前から手動車椅子と電動車椅子の生活になったのです。手動車椅子を車に積んで彼方此方で車から降ろして車椅子で歩き回るのです。
そして新しい世界観を持つようになったのです。
卑近なことでは妻への観方が変わったのです。家内は広い公園で手動車椅子を押して歩いたり走ったりするのを面白がります。運動になり筋肉が鍛えられると言います。妻が優しい性格なことを再発見したしたのです。
一方、電動車椅子は重い荷物が運べるので重い買い物は専ら私が担当します。近所のスーパーや駅前の商店街へは電動車椅子で行きます。電動車椅子の良いところはそのまま店の中へ入れることです。電動シニアカーは店内進入禁止なのです。
手動車椅子と電動車椅子の生活になって発見したことは他にも沢山あります。世間の人々がが非常に親切だということです。特に店の人が買い物を包んだり支払いを手伝ったり兎に角とても親切なのです。親切なのは店の人だけではありません。先日も電動車椅子で歩道の段差が上がれなかったら若者が助けに来たのです。4輪駆動の大きな車をわざわざ停めて降りて来たのです。
車椅子の泣き所はチョットした段差が上がれないことです。しかし難渋していると若い女性や子供も含めていろいろな人がすぐ助けに来てくれます。私の世間を見る目が変わったのです。この世は善意の人々で出来ていたのです。それが見えなかった私だったのです。
手動車椅子と電動車椅子の生活になって変わったことは自分の視線が低くなったことです。妻や他人が助けてくれるので謙虚になったのです。自分の傲慢さが少し減ったのです。
最後に手動車椅子と電動車椅子の値段と性能を書きます。
手動車椅子と電動車椅子はどちらも数万円です。インターネットで検索すると種々の手動車椅子と電動車椅子の値段が出て来ます。
手動車椅子と電動車椅子はどちらも数万円です。インターネットで検索すると種々の手動車椅子と電動車椅子の値段が出て来ます。
性能ですが手動車椅子の行ける距離は数百メートルですが電動車椅子の走行範囲は数キロメートルです。電動車椅子の速さは時速6Kmです。
私は電動車椅子に予備の電池を積んで半径10Kmくらいの場所に行きます。
足の弱った高齢者には電動車椅子をお薦めします。店内にそのまま入れるので日常の買い物には車より便利なのです。
ちなみに私の電動車椅子はラスレル、https://rasrel.com/ です。私は介護保険者なので格安で 約7万円でした。
今日の挿絵代わりの写真は小金井公園の花園の写真です。手動車椅子で低い視線から撮った写真です。低い視線なので木々の梢がはるか上にあります。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)