先日の12月9日に 「貧乏でも趣味を楽しむ、それが人生を輝かす」という記事を掲載して私の山小屋に通う趣味をご紹介致しました。
今日は25年間打ち込んだもう一つのヨットの趣味をご紹介致したいと思います。私の生涯で本気で続けた趣味は山小屋とヨットの2つだけだったのです。
2つの趣味をとうして自然の魅力と恐ろしさを深く体験したのです。
特にヨットの趣味は非日常的な驚異の世界でした。想像もつかない世界でした。
自分で撮った写真に従ってご説明いたします。
1番目の写真は私が琵琶湖から買って来た初めてのヨットです。霞ヶ浦に係留していました。このYAMAHA19には1988年から1998年までの10年間乗りました。
ヨットの趣味の25年間を振り返ってみると、この趣味はいろいろな意味で厳しかったと感じています。75歳で一切止めてホットしている気分なのです。
何が厳しいかというと、強風で横倒しになる恐怖感が常にある趣味なのです。沖でエンジンが始動しなくなる恐怖があります。舵が壊れる恐怖があります。海上ではあらゆる危険があるのです。
2番目の写真はヨットが強風で横倒しになるのを防ぐ船底のキールを示す写真です。キールは重い鉄板で出来ていて横倒しを防ぐのです。
それでは何故こんな趣味を続けたのでしょうか。それは向かい風に対してヨットを登らせる時の快感があるからです。波が船体を叩く音、頬をなでる風の香り、そんなものが官能的な快感として体中に漲るのです。その快感は他のスポーツでは絶対に味わえないのです。
しかし向かい風がもう少し強くなると船体が横倒しになりそうになります。快感と恐怖が混然一体となります。実はこれこそがヨットの趣味の魅力なのです。それは驚異の世界だったのです。
このYAMAHA19の後で大きめのJoyluck26を買いました。
3番目の写真は長さ26フィートのJoyluck26です。シングルハンドで私が静かに乗っています。家内が岸壁から撮った写真です。船名はLUNAII世です。1998年から13年間霞ヶ浦で乗りました。
このヨットには大きなキャビンがあり炊事コーナーがついていました。
4番目の写真はキャビン内の炊事コーナーです。深い流しの右に2口のコンロがついていました。これで簡単な料理なら何でも作れます。キャビンには大人4人が寝れる設計になっています。暖かい夕食を作り家内と何度も泊まりました。湖畔の別荘のように使用したのです。
小型船舶操縦士免許取得のための講習を受け試験に合格しました。、江ノ島のディンギースクールで帆走技術を習いました。
ヨットをしていると自然に仲間が出来ます。ですから仲間のヨットで一緒に外洋でも帆走しました。
5番目の写真は富士山の遠景と駿河湾のヨットの係留地の写真です。
ヨットの趣味は驚異の世界だったのです。そして金持ちでなくても普通の暮らしなら出来る趣味なのです。
写真1のYAMAHA19は中古でした。100万円で買いました。写真3のJoyluck26も中古です。100万円でした。そして霞ヶ浦の県営の岸壁に係留し年間2万円でした。この係留料は湘南海岸なら年間150万円くらいです。
このように中古のヨットを湖に係留すれば貧乏でもヨットの趣味を楽しむことが出来るのです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)