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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「雪中のクロッカス、ローズマリー、デンドロビウム、カランコエの写真をお贈り致します」

2021年12月09日 | 写真
写真は順々に雪中のクロッカス、ローズマリー、デンドロビウム、カランコエの花です。
写真の出典は、https://garche.jp/cultivation/tlqmz/ です。





「貧乏でも趣味を楽しむ、それが人生を輝かす」

2021年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム
自分は金持ちでないが持っているお金だけで出来る趣味を楽しむ。これが人生を輝かしい日々に変える為の鉄則と確信しています。
今日は私の山小屋へ通う趣味のことを書いてみたいと思います。
お金持ちになろうと考えないで下さい。あるお金だけで趣味を持つことで幸せな人生になるのです。その為の最小の出費を惜しんではいけません。
私は中年の頃に山林の中に小屋を作りました。甲府盆地の西端の甲斐駒の麓の山林です。私は自然へ対する憧憬が強かったのです。

1番目の写真は甲斐駒とその麓の山林の中の小屋に上がる道です。ここから2Kmほど登ると私の小屋があります。

2番目の写真は私の趣味の小屋です。6畳と4畳半の2間の小屋です。1975年に建て増築もせず通っています。
山林の中の小屋の周囲2Kmは人家がありません。何をしようが全く自由です。そこで自分でいろいろなものを作りました。手製の木造の風呂場と大きな焚火小屋やお客がとまれるようなバンガローなどを自分で作りました。
東京では見っとも無いものを作ると近所へ恥ずかしいので勝手なことは出来ません。
一つの例として自分で作ったバーベキュー用の炉を示します。小屋の庭の小川のそばに2つ作りました。
3番目の写真は手製のバーベキュー用の炉です。
まだ完成していません。形をもう少し綺麗に仕上げて、来春水が氷らないようになったらコンクリートで固めようと思います。
以前は焚火が禁止されていなかったのでこの炉で焚火をして残った炭火でバーベキューをしたのです。近所に鱒の養殖場があったので肉類だけでなく鱒もバーベキューにしました。そして小屋の中では薪ストーブを楽しみました。

4番目の写真は薪ストーブが燃えている光景です。この薪ストーブは札幌から買って来ました。こんな汚いストーブでも外が零下10度以下になる寒い冬の夜は絶大な威力を発揮します。まったく見かけのよらない頼もしい存在なのです。
そして小屋の庭では電気釜で美味しいご飯を炊いたこともあります。

5番目の写真はご飯が炊き上がった電気釜をテーブルの上に乗せている場面です。それまでは電気釜という文明の利器を小屋で使ったことがありませんでした。
山の友人の木内さんを招んで、青空の下で家内と3人で昼食を楽しんだこともあります。

6番目の写真は野外の食卓です。家内と昼食をした時の写真です。
その時は初冬だったので丘の稜線に立つ雑木林が落葉し、向こう側の青い空が見えていました。
テーブルの足元には清らかな水音をたてて小川が流れています。昼食は炊き上がったばかりの鶏飯だけです。お茶と漬物だけの質素な食事です。
鶏ご飯の準備は前日に自宅で丁寧にしました。鶏肉、ゴボウ、シイタケ、ニンジン、油揚げを刻み濃い味で煮て持って行きます。茶飯が出来たら混ぜるのです。鶏ご飯を丼に盛り、上に卵焼き、サヤエンドウ、紅ショウガ、刻み海苔をかけて出来上がりです。

山林の中の小屋を通うのが私の長年の趣味でした。そう人に言うと、「私には別荘を持つ余裕が有りません」と答える人が多いのに吃驚します。
それは好奇心の欠如です。そのような発想方法では趣味で人生を輝かせることが難しいと思います。
ある時、筆と墨だけで古新聞紙に見事な書を書く人を見たことがあります。子供へ書道を教えている人でした。子供の持ってきた粗末な筆を取り、墨汁をたっぷり浸けて、一気に書いた文字の躍動感に吃驚したことを思い出しています。書の趣味はごくささやかな出費で楽しめるのです。
趣味はお金をかけだしたらキリが有りません。どんな趣味でもお金をかけだしたらキリが有りません。
自分が貧乏であるとしっかり認識する。賢い工夫と想像力で趣味の世界を豊かにする。出費は最小限にする。
貴方自身の想像力と何かへ対する憧憬の心があれば人生が輝きだすのです。

皆様は趣味をお持ちでしょうか?どの様な境地で楽しんでいらっしゃいますか?毎日が輝いていますでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)