今日は「忘れ得ぬ人々(3)」としてヨットを共に楽しんだ星野君の思い出を書きたいと思います。
星野君は仙台の大学の同級生でした。彼とはいろいろな所で一緒にヨットに乗りました。
例えば猪苗湖で彼の大きなヨットで花春カップレースに3回参加したこともあります。そして会津城やその城下町を観光しました。
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1番目の写真は猪苗代湖と磐梯山の写真です。出典は、http://www.yae-mottoshiritai.jp/seishin/inawashiroko.html です。
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5番目の写真は夏の猪苗代湖を帆走するヨットの写真です。
出典は、https://blogs.yahoo.co.jp/theearth99/17541627.html です。
星野君とこの写真のような彼のヨットに乗り湖を何度も帆走しました。
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3番目の写真は猪苗代湖の西南岸のヨットの係留風景です。星野君もここにヨットを係留していました。彼のヨットはヤマハ29という楽しい構造のクルーザーです。写真の出典は、http://ameblo.jp/normanhiga/entry-11034780813.html です。
星野君と湖や海などいろいろな所でヨットに乗りました。
最後になったのは霞ヶ浦で私のヨットに乗った時でした。それは2010年の秋のことでした。当時、私は霞ヶ浦でヨットを係留していました。そのヨットで一緒にセイリングをしたのです。それが最後になりました。翌年彼は亡くなったのです。
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4番目の写真は私のヨットと霞ヶ浦の風景です。星野君とヨットに乗り港を出ると、始めは風が穏やかでしたが、沖では物凄くなり、船が身を躍らせて走りまわりました。
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5番目の写真の右が星野君です。強風で走るヨットを操船しています。左はやはり同級生の大友君です。帰港のころは風が又静かになり夕日を楽しみながら帰ってきました。
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6番目の写真は帰港後のキャビンの中での宴会の様子です。星野君は自宅のある福島から東北新幹線で上野経由でやって来ました。よく冷えたシャンパンを担いで来ました。その後、ホテルに一泊し翌朝も3人でセイリングへ出ました。それが星野君に会った最後になりました。
星野君は仙台の大学を1958年に卒業しました。卒業と同時に父が経営する精密鋳物会社の仕事をするために福島へ行ってしまいました。それから15年間くらいはお互いに多忙で会うこともありませんでした。ところがある時の同級会の折、彼が猪苗代湖で大きなキャビンのクルーザーでセイリングしているのことを話しました。
そして花春カップというクルーザーレースへ3回ほど私を招待してくれたのです。花春カップとは猪苗代湖のそばの大きな酒造会社、「花春」が主宰するレースです。花春は現在でも酒造をしていますが、ヨットレースはやめてしまったようです。
彼のヨットはヤマハ29というクルーザーで船体の真ん中の甲板に操縦席があります。その後ろのキャビンへ降りてゆくと大きなパーティ向きの部屋があり、簡単な炊事施設がついています。
船尾が大きく湾曲して張り出していて、そこに大きなガラス窓が横並びについているのです。シャンパンやビールを飲みながら、美しい猪苗代湖が静かに風波を立てている様子が眺められのです。
今日は我が友人、星野君とのヨット遊びの思い出を書いてみました。
星野君の住むかなたの国の湖にも、白い鳥が舞っているでしょうか? 猪苗代湖と白鳥の風景はそんなことを想わせるのです。あれから茫々13年がたちます。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)