朝顔。「向島百花園」にて。
今日は、24節気の13番目、「立秋」。暦の上では、「立冬(2024年は11月7日)」の前日までを「秋」となります。
暦の上では秋に。 東京地方。朝から晴れ、まだまだ暑い。むしろ残暑厳しく、夜も25℃以上。クーラーもつけっぱなしの日が続きます。
一方、全国でゲリラ豪雨。関東でもまさに「ゲリラ」、一天にわかにかき曇り、雷が鳴り響きます。
昔から、暑さ寒さも「彼岸」まで、というように、9月のお彼岸頃まではまだまだ暑い日が多いようです。
太平洋湖気圧が衰えず、台風も日本に近づけず・・・。
が、「立秋」と聞いただけで、いよいよ暑さは峠を越し、少しずつ秋に向けて進んでいく感じがするのは、不思議ですね。特に日が落ちた後は涼しさを感じます。夏至からまもなく2か月が経つになるわけですから。
たしかに東京地方。一時よりも日の暮れるのが早くなって、熱風の中にも、どこか秋の気配を感じられる今日この頃、とのんきなことを思っています。
『古今和歌集』に、有名な歌。
秋来(き)ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる 藤原敏行
作者は、平安時代前期の貴族、歌人、書家で、三十六歌仙の一人。空海と並べられるほどの書道の大家でした。
「詞書」には、「秋立つ日詠める(立秋の日に詠んだ)」とあります。
ま、歌の内容は、作歌上の言葉の綾でしょうが、何となくそんな気にさせる歌です。
※「秋来(こ)ぬ」となりそうな気候変動です。
西の空。
鱗雲、筋雲、入道雲、黒い雲・・・、かなりの早さで東の方向へ動いています。 ・・・
朝日新聞社主催の高校野球が始まって、球児達の「熱い」闘いが続きます。
去年の夏は、春夏初めて甲子園に行ったのは、近所の高校・「共栄学園」でした。この高校は、女子バレーが強い、と聞いていましたが、野球も。今年はダメでしたが、来年に期待。亀戸にある「城東高校」も帝京に負けて、残念!
さて、以下、「暦生活」HPを参照します。
七十二侯だと、
涼風至 すずかぜいたる
夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わりはじめる頃。
・次侯 8月12日〜8月16日頃
寒蝉鳴 ひぐらしなく
夏の終わりを告げるかのように、ヒグラシが鳴いている頃。ヒグラシの鳴き声は、過ぎゆく夏を惜しんでいるかのように聞こえます。
蒙霧升降 ふかききりまとう
森や水辺に白く深い霧がたちこめる頃。
《旬のもの》
中国で「太陽花」英語で「Sunflower」と呼ばれ、どこの地域でも太陽の花として親しまれています。最大の生産国であるロシアでは国の花とされ、日本でも43の市区町村の花に指定されています。
七月から九月が旬である桃。
野菜 玉蜀黍(とうもろこし)
「立秋」を過ぎると、挨拶文も、「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変わります。
「向島百花園」も朝顔が終わりを告げ、「秋の七草」など秋の草花が、咲き始めています。
キキョウ(桔梗)。
オミナエシ(女郎花)。
ススキ(薄)。
くずの棚。足元には、花びら。
「お好きな服は(おすきなふくは)」
【オ】ミナエシ 【ス】スキ(尾花のこと) 【キ】キョウ 【ナ】デシコ 【フ】ジバカマ 【ク】ズ 【ハ】ギ
ヒオウギ(桧扇)。
フクロクジュウリ(福禄寿瓜)。
寺島ナス(茄子)。
サルスベリ(百日紅)。
水面にはミズスマシ。
カルガモが飛び立った池にもだんだんと秋の気配。
次は、「処暑」(8月22日)。