今年の紅葉は小雨のせいであまり美しくないと書きましたが、手稲山の裏側にあたる
定山渓ダム湖周辺は例年通り大変美しく紅葉していた。
温帯の落葉広葉樹林の紅葉、これから厳しい冬を迎える序曲であり一抹の寂しさを感ずるが
此は此で美しいと思う。紅葉の季節は秋の実りの季節でもある。
栗の実・ドングリ・栃の実などを大量に収穫出来る季節、これは美しい風景である。
であれば、紅葉を美しいと思う感性は縄文時代以前に培われたものか。
後世ことさらに花鳥風月を愛でる様に成ったのは、「感性」ではなく「文化」だと思う。
「文化」には、何やら貴族趣味的臭いが付きまとい私は嫌いだ。
言葉・文章・絵画などで表現出来なくても、「美しいと思う感性」を個々人が持っていれば
それで良いんじゃないかな。ありゃりゃ・・・死せる岡本太郎に洗脳されてしまったみたいだ。