人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

岩に刻まれた不思議な模様

2008年10月09日 | 自然観察

今日は昨日とうって変わってジメジメと雨が降る陰鬱な天気です。

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沖縄本部半島に有る、今帰仁城の大隅と呼ばれる中庭の様な所です。

画面左側に傾いた基盤岩の層理面が見えます。

中生代三畳紀後期の今帰仁層の泥質石灰岩です。

アンモナイト化石を含むことから、二億年ぐらい前の付加体ではないかと言われています。

今帰仁城の石垣は、これを層理面で平たく割り積み上げたものです。

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この泥質石灰岩の表面を見ますと、この様な不思議な模様が刻まれています。

スケールが入って居ませんが、画面の範囲は1.0m×1.5m程度です。

まるで刀の刃を打ち付けた様な跡ですが、今帰仁層の石灰岩はそんな柔な岩石ではありません。

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では何かの生痕化石でしょうか、生痕化石は一般にこの様なミミズがのたうった様な

形をしています。(与那国島の八重山層群で撮影)

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近くの岩石にも、ちょっとスケールは大きいのですが、似たような構造が有りました。

此で有れば、何らかの構造に沿った溶食跡と想像されますが。

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拡大して見ますと、やはり人工的な物で無いことが解ります。

溶食跡であろうとは思いますが、何に起因してこの様な模様に成るのでしょうか、

石の世界には不思議が一杯です。

せっかくの観光地へ行ってまで、こんな物をマジマジと見ているのですから

やはり私はアホな暇人ですね。