日本男道記

ある日本男子の生き様

幻夜(げんや)

2006年06月14日 | 読書日記
幻夜

集英社

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【一口紹介】
■出版社/著者からの内容紹介■
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。
狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。
女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!彼女は一体誰なのだ…。『週刊プレイボーイ』連載に加筆して単行本化。

1995年冬、阪神淡路地方を襲った未曾有の大震災。
その混乱の中で叔父を手にかけた水原雅也は一人の女性・新海美冬と出会い、運命に導かれるように東京へ向かう。
美冬がビジネスで次々に成功をおさめる一方、美冬に魅入られた雅也は彼女の影として動く存在となる。
そこに、美冬の過去に疑念を抱く刑事・加藤が現れ…。

■内容(「BOOK」データベースより)■
あの女のすべてを知りたい。過去も目的も、真実の顔も―。
名作「白夜行」から4年半。あの衝撃が、今ここに蘇る。長編エンタテインメント。

【読んだ理由】
「手紙」に続いての東野圭吾作品。  

【印象に残った一行】
『夕焼けが西の空に広がっていた。その下には巨大なビルが立ち並び、さらにそれぞれの周辺に大小様々な建物が埋めている。野心や希望をもった人間たちが作り上げた街だ。しかし、現実には、疲れ果てた人々が、そんな建物の隙間を這い回るようにして生きている。』

【コメント】
524ページに及ぶ長編。「白夜行」に類似した骨組みであるが読み出したらやめられない。1995年の阪神大震災から2000年のミレニアムまでを時代背景に、一人の人間のあくなき執念が、殺人も含め多くの人生を巻き込んで描かれている。最後はややあっけない。




Daily Vocabulary(2006/06/14)

2006年06月14日 | Daily Vocabulary
2276.death with dignity(尊厳死)
The consensus was all in favor of natural death or death with dignity.
2277.upstart(成り上がり者、成金の)
The young upstart defeated the champion.
2278.regret onea's sin(自分の罪を悔いる)
You said your farewells,regretted your sins,requested forgiveness,and then settled back for dying of the light.
2279.ageing(年老いた)
There will be even more sweeping changes as the ageing boomers decide how they want to get set for the Big Boodbye.
2280.cut and dried(陳腐な、あらかじめ用意された、決まり切った、月並みの )
Tom's cut-and-dried decision to close the cafeteria leaves no room for discussion.
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