きょう一日を、生き抜いて 仏教の知恵、般若心経のこころプレジデント社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
■内容(「MARC」データベースより)■
過去を追わず、明日を思わず、ただ今日なすべきことを熱心になせ-。
99歳の著者の年輪を重ねた「生きるヒント」を満載。
『プレジデント』誌等に掲載したものをまとめる。
【読んだ理由】
「仏教のこころ 般若心経のこころ」という題名に惹かれて。
【印象に残った一行】
『宮大工の口伝
「塔組みは木組み/木組みは、木のくせ組み/木のくせ組みは、人組み/人組みは、人の心組み/人の心組みは、棟梁の工人への思いやり/工人の非を責めず、己の不徳を思え」』
『二宮尊徳
「この秋は雨か嵐か知らねども今日のつとめに田草とるなり」』
『日本の古い諺
「俺に似ろ、俺に似るなと子を思い」』
『安積得也(あづみとくや)
「はきだめに/えんどう豆咲き/泥沼から/蓮の花が育つ/人皆に/美しき種子(たね)あり/明日/何が咲くか」』
『吉川英治
「やよあか子汝(な)れはいづちの旅をへてわれを父とは生(あ)れ来ませし」』
『古い俳句
「磯までは海女も蓑着る時雨かな」』
『古い川柳
「先祖の血みんな集めて子が生まれ」』
【コメント】
上記の「印象に残った一行」でご紹介したとおり、随所に生きる知恵・智慧がちりばめられており、ほのぼのとさせられると共に、生き抜くことの大切さを教えられた。
第三部の講話「般若心経」は今一歩。