奥様のお伴でスーパーに行き、手持無沙汰で店内をブラブラしていたら、カレーのコーナーで、函館市にあるレストラン五島軒の「函館カレー」(レトルト)が目に留まり衝動買いをしました。今年1月に函館に泊まったのですが、予定がつかず、五島軒には寄りませんでした。そのことを思い出しながら、カレーをいただきましたが、なかなか美味しく、さすがに、明治12年創業の老舗の商品です。新興ですが、老舗の感もあるレーベルの作品。
GILAD EDELMAN (ギラッド・エデルマン)
MY GROOVE, YOUR MOVE (Sharp Nine 2011年録音)
マーク・エデルマン(Mark Edelman)により創立されたShap Nine レーベルは、録音の機会がなかったデヴィッド・ヘイゼルタイン(p)を世に紹介する目的で1995年にリリースを開始しました。現時点で52作品を制作していますが、主なアーティストは、ヘイゼルタインの他、グラント・スチュアート(ts)、ブライアン・リンチ(tp)、タルド・ハマー(p)、アンソニー・ウォンジー(p)、ジョー・ロック(vib)、ワン・フォー・オール(エリック・アレキザンダ―(ts)他)などです。
基本的にハードバップ・ジャズのアーティストを録音していて、このごろ、気に入っているレーベルです。拙ブログでも、ドミトリ・バエヴスキー(as)やグラント・ステュワ―ト(ts)のアルバムを取り上げましたが、今回、オーナーの息子ギラッド・エデルマン(as)の作品を聴いてみました。メンバーは、エデルマン(as)、ジョー・マグナレリ(tp)、デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)、ジョン・ウェッバー(b)、ジェイソン・ブラウン(ds)。
曲は、スタンダードとジャズ・オリジナルです。スタンダードが、「I Love You(Vrese)」、「On The Street Where You Live」(君住む街角)、「Foi a Sudade」、「For All We Know/We Kiss In a Shadow」、「The Way You Look Tonight」(今宵の君は)。ギラッド・エデルマン作「Eye of Irene」、ディーク・ピアソン作「Sweet Honey Bee」、ハンク・モブレイ作「My Groove, Your Move」、デヴィッド・ヘイゼルタイン作「The Lineup」の全9曲。スタンダードとともに、ピアソンやモブレイの作品が注目されます。
エデルマンは、フィル・ウッズの弟子ですが、その流れをくんだ、期待以上のアルバム。「The Street Where You Live」では、エデルマン(as)とマグナレリ(tp)がかけあいでテーマを進めますが、両者の音色が素晴らしく、ソロも楽しい。哀愁漂うボサノヴァ「Foi a Saudade」やジャズ・ロックの「Sweet Honey Bee」も曲の雰囲気がよく出ています。「My Groove, Your Move」は、ハードバップらしいテーマから、歯切れのよいエデルマン、マグナレリ、ヘイゼルタイン(p)と気持ちのいい演奏が続きます。
【Sharp Nine Records ホームページ】
【五島軒の函館カレー】
五島軒ホームページ:五島軒
函館カレーの外箱
函館カレーの内袋
僕の盛り付けです。センスありませんね(笑)。アスパラガスは、好きな野菜です。