少し前ですが、大型連休の谷間の5月1日のお昼休みに、長野駅ビル「ミドリ」で行われたアンサンブル金沢のミニコンサートを聴いてきました。北陸新幹線が金沢まで開業して、様々な効果が出ているようですが、その開業記念の一つとして、また、ラ・フォルジュネ・金沢のPRも兼ねて、このコンサートが行われました。弦楽四重奏と女性歌手の出演で、ヘンデルの「オンブラマイフ」などを演奏してくれました。歌手がよかったので、本日はヴォーカルを。
CONNIE EVINGSON (コニー・エヴィンソン)
SOME CATS KNOW (Minnehaha Music 1999年頃録音)
コニー・エヴィンソンは、1962年ミネアポリス生まれで、そこを拠点として活動を続けていて、現在までに10枚のCDをリリースしています。テーマを設けたアルバム作りをしていて、それぞれバラエティに富んでいます。これは3作目で、1999年にリリースされていますが、録音年月日はわかりませんでした。このところ、気に入っている歌手で、CDを集めつつあります。
メンバーは、コニー・エヴィンソン(vo)、Sanford Moore(p)、Terry Burns(b)、Joy Young(b)、Gordy Johnson(ds)、Gary Raynor(b)、Reuben Ristrom(g)、Phil Hey(ds)、Joe Pulice(ds)。そして、そこに豪華なゲストが曲により加わります。ゲストは、レイ・ブラウン(b)、ヴォン・フリーマン(ts)、アル・グレイ(tb)、ジャック・マクダフ(org)、ドク・セヴェリンセン(tp)、トゥーツ・シールマンス(harmonica)など、錚々たる顔ぶれです。
曲は、スタンダードとジャズ・オリジナルです。「Some Cats Know」、「I Love Paris/It's Alright With Me」、「Close Your Eyes」、「More Than You Know」、「Bluesette」、「I Wanna Be Loved」、「I've Got The World on a String」、「Yesterday/Yesterdays」、「Accentuate The Positive」、「All The Things You Are」、「Round Midnight」、「I'm Gonna Wash That Man Right Outta my Hair」、「Anthropology」の全13曲。珍しいものが2~3あります。
歌と伴奏があいまって、これぞジャズ・ヴォーカルというべき作品。「I Love Paris/It's Alright With Me」では、すかっとしたエヴィンソンの歌に加えて、ヴォン・フリーマン(ts)とデイヴ・カー(ts)がとるソロがスリリング。シールマンスのハーモニカが彩りをそえる「Bluesette」、しっとり系の「Close Your Eyes」やピアノもよい「More Than You Know」は、情緒が感じられます。「Antoropology」に自作の歌詞をつけているのには、驚きました。彼女は才能が豊かです。
【コニー・エヴィンソン・ホームページ】
【アンサンブル金沢ミニコンサート(長野市ミドリ)】
逆光になり、顔が暗くなってしまいました。写真をうまく撮るのは難しいものです。