5月20日(土)に久しぶりにライブに行きました。浜田均(ヴィブラフォン)のライブで、前半がヴァイブのソロ、後半は、伊佐津さゆり(p)とのデュオ(二重奏)でした。浜田さんの演奏は、西直樹(p)グループなどで2回聴いたことがありますが、ソロでどんな演奏をするか楽しみにして出かけました。
(曲 目)
前半(ソロ)
1 Someday My Prince Will Come (いつか王子様が)
2 NEGUNAL (浜田均作曲)
3 Someone to Watch Over Me (やさしき伴侶を)
4 Confirmation
5 赤とんぼ
6 Fox Dance (浜田均作曲)
7 Stardust
後半(浜田、伊佐津さゆり デュオ)
1 What Are You Doing The Rest of Your Life (これからの人生)
2 蘇州夜曲 (服部良一作曲)
3 シューティング・スター (伊佐津さゆり作曲)
4 オブ・ザ・シー (浜田均作曲)
5 聖なる丘に天使が遊ぶ (浜田均作曲)
6 TSURARA (浜田均作曲)
7 サニー・スポット(伊佐津さゆり作曲)
アンコール
Fly Me To The Moon
ジャズのソロ演奏は、単独楽器だけなのでともすると飽きてくるし、リズムがほしくなるなど、難しいと思うのですが、当夜の浜田均のヴァイブソロは、抒情性とあわせてスイングして迫力もあって、なかなかよい演奏でした。ソロだと、メロディがよくテーマから耳を傾けてもらう必要があるせいでしょうか、基本的に名曲を取り上げていました。
後半の伊佐津さゆり(p)さんとのデュオは、主に浜田さんがメロディーをとっていましたが、ヴァイブの表現の豊かさに感心しました。浜田さんのプレイがよいためもありますが、ヴァイブも素晴らしい楽器です。伊佐津さんは、CDも出しているピアニストですが、作曲もよくして、「シューティング・スター」や「サニー・スポット」という曲が本日演奏されました。
前半のソロで印象に残ったのは、幻想的な響きがロマンチックな「Someone to Watch Over Me」、分散和音が美しかった「赤とんぼ」、浜田さんのオリジナルで現代的な和音が面白い「Fox Dance」、華やかなソロがよかった「Stardust」あたりでした。後半のデュオでは、メロディーを大事にした「蘇州夜曲」、テーマが美しく、それぞれのソロがよかった伊佐津さんのオリジナル「シューティング・スター」が印象に残りました。
休憩の間に、浜田均さんの下記のCDを購入し、サインをもらいました。北海道富良野出身で、同地に因んだ曲目も入っていました。当夜は、目の前でヴァイブの生演奏を聴けて満足して帰りました。