安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アニー・セリック STARDUST ON MY SLEEVE

2017-05-10 20:03:01 | ヴォーカル(A~D)

先月末、新宿へ行ったのですが、その際、東京都庁に入り展望台に登ってみました。都庁は仕事の関係で2~3回行ったことがありますが、展望台は初めてです。エレベーターの速さと眺望の良さに驚きましたが、観光名所になっているらしく、外国の方が多く来ていました。来日回数が多いシンガーのアルバム。

ANNIE SELLICK (アニー・セリック)
STARDUST ON MY SLEEVE (Chalice 2000年録音)

    

最近は、ダイアナ・クラールやキャロル・ウェルスマンなどカナダ出身の歌手が活躍し、来日もしていますが、アメリカの歌手の中にも何回か来日している人がいて、アニー・セリックもその一人です。彼女は、アメリカテネシー州ナッシュビルの出身で、これが初アルバムで、その後、引き続きCDを出すとともに、アメリカで公演を重ねています。

メンバーは、アニー・セリック(vo)、ロリ・メケム(p)、Roger Spencer(b)、Chris Brown(ds)、Rod McGaha(tp)、Jeff Coffin(sax)、Pete Huttlinger(g)。セリックの初リーダー作に当たりますが、伴奏はナッシュビルが拠点の女性ピアノ奏者、ロリ・メケムがリーダーのコンボです。伴奏は丁寧でセリックの歌に相応しいように思えます。

曲目は、「Give Me the Simple Life」、「Lullaby of the Leaves」、「Gravy Waltz」、「Everthing Happens To Me」、「My Heart Belongs to Daddy」、「How Insensitive」、「Midnight Sun」、「Just Your Smile」、「Twisted」、「You Go To My Head」、「Comes Love」、「You'd Be So Nice To Come Home To」の12曲。ほとんどスタンダードですが、「Just Your Smile」や「Twisted」など、あまり聴くことのできない曲が含まれています。

アニー・セリックののびやかで艶やかな声で、ヴォーカリーズのような早口の曲からバラードまで楽しめます。ニュアンス豊かに一音一音を歌っているバラード系がことに気に入り、「Midnight Sun」や「You Go To My Head」などややクール気味の声が映えます。「Give Me the Simple Life」や「My Heart Belongs to Daddy」では、華やかにスイングし、明るく歌っていて、カントリーミュージックが背後にあるアメリカの歌手という感じがしました。

【アニー・セリック・ホームページ】

anniesellick.com

   

これはジャケットの中のページです。ジャケットの表より、こちらの写真の方がシックで彼女に相応しい気がします。

【東京都庁展望室】

 

都庁の建物。

 

 

一階ロビーでは、オリンピックのPRが行われています。

 

展望室。お土産店やレストランがあります。

 

山梨県方面で、天気がよければ富士山も見えるようです。

 

お台場方面。