安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャッキー・マクリーン LIVE AT MONTMARTRE

2017-05-21 09:54:13 | アルト・サックス

JR長野駅の近くに「カフェ・モンマルトル」というお店があります。カレーとナンが美味しいらしく、人気店なので、ランチの時間はかなり混んでいます。僕は入ったことがありませんが、通勤途中にお店の外観を撮ってみました。「カフェ・モンマルトル」という店名は、コペンハーゲンのジャズクラブの名前からか、あるいは、パリのモンマルトルという地名に因んだものか、どちらかだろうと想像しました。マクリーンのモンマルトルライブを聴いてみます。

JACIE MCLEAN (ジャッキー・マクリーン)
LIVE AT MONTMARTRE (SteepleChase 1972年録音)

   

(株)ディスク・ユニオンからSteepleChaseレーベルのアルバムが100枚復刻発売されます。既に第1期分25枚は発売され、興味を惹くものが結構あります。その中にも含まれているマクリーンのこれは、SteepleChaseの記念すべき第1作です。僕は国内盤のレコードで聴いていますが、メンバーがよく、彼のアルトサックスの鳴りもよいので、聴くたびに、こんなライブを一度でいいから聴いてみたいという気持ちにさせられます。

メンバーは、ジャッキー・マクリーン(as)、ケニー・ドリュー(p)、ボー・スティーフ(b)、アレックス・リール(ds)。1967年にブルーノートへ「Demon's Dance」を録音して以降、録音がなかったマクリーンですが、この1972年8月に録音されたスティープルチェイス盤で復活します。このアルバムは、ジャズ喫茶でも好評をもって迎えられましたし、多くの方が持っていると思います。

曲は、チャーリー・チャップリン作「Smile」、ジャッキー・マクリーン作「Das Dat」、チャーリー・パーカー作「Parker's Mood」、マクリーン作「Closing」の4曲。レコードなので、4曲ですが、CDには、パーカー作「Confirmation」が追加で入っています。「Smile」は、スタンダード曲といってよいですが、最近もライブハウスで聴いていると、取りあげるミュージシャンがいます。

ジャッキー・マクリーン(as)は、大好きなミュージシャンです。このアルバムは、ブルーノートの後期の先鋭化した演奏からハードバップマクリーンに回帰した内容です。選曲もよくて、「Smile」や「Das Dat」のアナログA面は、とりわけよく聴きました。マクリーンのサウンド、フレーズには力強さと甘さが感じられて、聴くたびにジャズの楽しさやマクリーンの個性を強く感じさせてくれます。ケニー・ドリューのピアノも黒っぽさを帯びていて文句なしで、スティーフ(b)、リール(ds)も負けじとガンガンきています。

 【長野市 カフェ・モンマルトル】

住所:長野県長野市南長野北石堂町1379
電話:026-223-6836

二線路通り沿いに入り口があります。

看板にピアノとピアニストのイラストが入っていますが、夜はピアノの生演奏が入るようです。

右手に折れて少し進むとそこがお店です。

デジカメの縦横比が、違っていたらしく、横長の絵になってしまいました。これでもいいのですが、次の記事から戻します。