夕食には、あまりカロリーの高いものは食べないようにしていますが、たまに肉類を無性に食べたくなり、先日、松本市の「麓庵かつ玄」でロースかつ定食をいただきました。松本市や安曇野市でとんかつのお店というと、松本市上土にある「かつ玄本店」か、姉妹店のこちらのお店に行きます。今回も大いに満足しました。満足したアルバム。
VITO PRICE (ヴィト・プライス)
SWNGING THE LOOP (ARGO 1958年録音)
このアルバムは、内容よりもジャケットの方が有名かもしれません。道路の真ん中でテナーサックスを持って立っているというシチュエーションは、現実にはまずなさそうですが、シカゴのARGOレーベルらしいもので、僕は気に入っています。ヴィト・プライス(1929年生)の演奏も中庸をいくもので、悪くありません。
ヴィト・プライス(ts)、ルー・レヴィ(p)、フレディ・グリーン(g)、マックス・ベネット(b)、ガス・ジョンソン(ds)のクインテットで5曲録音し、10人編成で5曲録音しています。プライスは、いくつかのバンドで活動後、1951年から海兵隊のバンド、1953年から2年間マンハッタン音楽院で学び、この録音時までジェリー・ウォルド楽団やチャービー・ジャクソン(b)のグループなどで活動しました。2003年にもリーダー作を作っているようですが、よくわかりませんでした。
曲は、10人編成のものが、プライス作の「Swinging The Loop」、「Mousey's Tune」と「Duddy」、スタンダードの「Why was I Born」と「In A Mellow Tone」、クインテット編成で、プライス作「Eye Strain」とシカゴのミュージシャンが作ったと思われる「Credo」、スタンダードの「Time After Time」、「Beautiful Love」、「As Long as I Live」で全10曲です。
ヴィト・プライス(ts)は、ズート・シムズを一層穏やかにした感じのプレイで、セルダン・パウエルもちょっと思い浮かべます。フレディ・グリーン(g)が入ったスモールグループによる演奏がまとまりがあり、ルー・レヴィ(p)のイントロから始まるバラード「Time After Time」、プライスのカデンツァで始まり、プライスのソロ、レヴィのソロとアップテンポでスイングする「Beautiful Love」、ミディアムで快適にスイングする「As Long as I Live」あたりが楽しめました。
【麓庵 かつ玄】
住所:長野県松本市島内7717
電話:0263−33-1129
ホームページ:麓庵 かつ玄
入口
玄関前の庭
初めに漬物とお茶。漬物は別の容器にあるのを自分で取り分けたものです。
ロースかつ定食。
かつのアップです。柔らかめです。
デザートのさっぱりとした寒天もでました。