ジャズ喫茶「きたや」が2019年10月3日にオープンしました。開業準備の様子は、同店のホームページで拝見していましたが、予定通りのオープンとなり、まずは順調な滑り出しです。開店日夕方にうかがいましたが、まず、ご自宅兼店舗の立派さに驚きました。平屋建ての純和風建築で、規模の大きさと凝った造作に圧倒されました。
JBLのスピーカーから出てくるジャズは、音に余裕が感じられ寛げました。チキンカレーと珈琲をいただきましたが、丁寧に作りこんであり、味、風味ともによかった。ご夫妻は、J1サッカーチームの「松本山雅」の大ファンで、当店はそのサポートショップです。多くの人が集うお店になるのは間違いないと思いながら、お店を後にしました。
外観。一部しか見えていません。
駐車場は、少なくとも数台は停められます。サッカーチーム「松本山雅」のサポートショップの幟も目印になります。
玄関に続く道です。
入口。たたずまいがよいです。
戸をあけて中に入ると、広々した玄関です。こういうお宅は、現代では少ないので、感動の一瞬でした。太鼓を叩くと、出迎えてくれるようです。
玄関から右に回り込み左へ折れると、まずこの部屋があります。おしゃべりにも、ちょっとした集まりにも利用できるスペースです。
扉を抜けるとジャズが流れる空間になります。
喫茶スペース(左側)
喫茶スペースの右側。奥に厨房とカウンター。手前にはストーブがあります。
広いカウンターに特注の椅子が似合います。ワインやお酒をこの場所でいただくのもよさそうです。
天井。梁を出していて、高さがあります。
和室がリスニングスペースになっています。
床の間にオーディオ装置が置いてあります。
リスニング用の椅子も座り心地のよいものです。
畳は八畳あります。横から見たところ。
松本家具の本棚があり、ジャズ関連などの本がぎっしりと詰まっています。
窓からは中庭が見られます。圧巻です。
(オーディオ機器は次のとおり)
プレーヤー:Technics SL-1200G
カートリッジ:Shure M44G
アンプ:McIntosh MA6700(2013年6月発売)
スピーカー:JBL 4367WX(2015年12月発売)
CDプレーヤーもあるようです。
スピーカーは、新しいもので、きれいです。
マッキントッシュのアンプは、ブルーの色が映えています。
飲み物のメニュー。裏面に軽食のメニューがあり、モーニングセットもあります。
チキンカレー。味、ボリュームともに満足できる品物です。
珈琲。自家焙煎しています。大ぶりなカップは、松本市内のお店や市でマスターが選んだものです。
開店日ということで、ふるまっていただきました。おはぎはメニューにあります。
隣室との境に作ってあるレコード棚でマスターの手作りです。4000枚以上のレコードをお持ちのようです。保有レコードの一覧がホームページにありますが、日本人ミュージシャンのレコードもかなりあるのが素晴らしい。
リクエストありますかということで、まず「Cannonball in Chicago」をかけてもらい、次にレッド・ガーランドやトミー・フラナガンのアルバムをお願いしたところ、このMoodsVille盤の「The Red Garland Trio」をかけていただきました。
【JAZZ雅鳴 きたや (じゃずがなる きたや)】
住所:長野県松本市大字笹賀神戸新田2993−1
ホームページ:jazzganarukitaya
営業時間、定休日、お店への行き方などは、お店のホームページをご覧ください。高速道塩尻西インターから近い場所です。