安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

水谷豊監督、檀れい主演の映画「太陽とボレロ」を見ました。(6月5日 松本シネマライツ)

2022-06-07 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

松本市や軽井沢町など長野県内でもロケが行われた、映画「太陽とボレロ」が公開されたので、松本市のシネマライツで観てきました。

   

チラシ表。

(あらすじ)

ある地方都市で、18年間活動を続けてきた、アマチュア交響楽団の解散が決まった。決断を下した主宰者花村理子は、ラストコンサートを計画するが、個性豊かなメンバーに振り回され、次第に不協和音が響きだす。問題は山積みの中、最後のコンサートが始まる。

(主な出演者・スタッフ)

監督・脚本:水谷 豊
花村理子(楽団主宰者):檀 れい
鶴間芳文(楽団の支援者):石丸幹二 
宮園あかり:森 マリア (ヴァイオリンを演奏)
田ノ浦圭介:町田啓太 (トランペットを演奏)

監督の水谷豊は、人気ドラマ「相棒」シリーズの杉下右京役で知られる俳優ですが、本作が映画監督の第3作目。指揮者の役でも出演しています。主人公役の檀れいは、宝塚歌劇団出身で、テレビ、映画、舞台で活躍。

(感 想)

アマチュア交響楽団の主宰者や支援者、団員各人の音楽にかける情熱が伝わってきて、心温まる気持ちになった映画でした。演奏の場面や背景の景色も良く、最後に出てくる北アルプス(多分)に太陽がかかる映像は圧巻でした。

ただ、参加楽団員が、主宰者に運営、経費の全てを任せている設定は少々無理があり、再建に向かって努力する場面などがほしいとも思いました。松本市など長野県内でロケが行われ、知っている場所がいくつもでてくるので、そういう面でも楽しめました。

脇役も含めて豪華な出演者ですが、森マリアと町田啓太が特に印象に残りました。森マリアの演技はひたむきさが伝わってくる、すがすがしいもので、今後も期待できそうです。

(パンフレット裏面から、映画の場面)

【太陽とボレロ 公式ホームページ】

映画『太陽とボレロ』公式サイト (sun-bolero.jp)

 

長野県ロケ地マップが、松本シネマライツで配布されていました。) 

   

セラミカが、ファッションプラザHANAMURAとして使われていました。コーヒーカップを、こちらで買ったことがあります。

宮園あかり(森 マリア)の練習風景。

軽井沢でもロケが行われ、軽井沢大賀ホール、喫茶店「旦念亭」が登場します。

 

【テレビ朝日系列「題名のない音楽会」】

5月28日と6月4日の2回にわたり、「熱くドラマチックなオーケストラの音楽会」を放映。「太陽とボレロ」に登場する曲を、小林研一郎指揮東京フィルが演奏した他、檀れい、石丸幹二がオーケストラをバックに歌を披露するなど、プロモーションの一環でもあるとは思いますが、内容がとても良かった。

ゲストに、水谷豊、檀れい、小林研一郎(指揮)。

太陽とボレロのPRも。

檀れいさんへのインタビュー。宝塚歌劇団当時の話もしていました。

「ベルサイユのばら」主題歌を、小林研一郎指揮東京フィルをバックに歌う檀れい。

映画に登場する曲が「題名のない音楽会」でも演奏されました。6月4日放映の「ボレロ」も良かったのですが、5月28日放映の「ベートーヴェン 交響曲第7番第二楽章」の演奏が素晴らしく、さすがの小林研一郎さんと東京フィル。

【題名のない音楽会 バックナンバー】

バックナンバー|題名のない音楽会|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)