羽根田 弘著「山はおそろしい」という本が役に立ちそうだったので購入して読みました。
表紙
(著者の紹介)
(帯裏にある本書の紹介)
(感 想)
ショッキングな本の題名ですが、登山やキャンプにおける事故を検証して、それを避けるにはどうしたらよいかという具体的な示唆を含む内容です。事故にあわれた方の証言を得るなど、綿密な取材を行っていて感心しました。
落雷、クマ、スズメバチ、上から落ちてきた人にぶつかられての滑落、登山途中の急病、といった事例が出てきます。ハチ対策として、『山では黒いウェアを避け、匂いカットで』(P66)とともに、巣を踏まないように登山道から逸れない事が大事だと知りました。
昨年、平標山で、雷が鳴り出したことがあり、『「早発早着」を徹底し、夏の午後は行動を避ける』(P32)ことの大切さや、落ちてきた人や落石への対策として、『危険な場所では距離を空ける』(P193)ことの重要性を改めて認識しました。
(本書掲載のの写真から)