コロナ禍で4年間中断していた、ドラマーの小林陽一さんが夏に行っているツァーが再開され、エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ヘリング(as)が参加しているので、甲府市に聴きに行ってきました。
(出 演)
エリック・アレキサンダー(ts)(Eric Alexander)
ヴィンセント・ハーリング(as) (Vincent Herring)→ 以下、ヴィンセント・へリング(as)と発音どおりの表記とします。
小林陽一(ds)
リンヘイテツ(p)
安田幸司(b)
エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・へリング(as)。
エリック・アレキサンダー(ts)
ヴィンセント・へリング(as)
小林陽一(ds)。彼がツァーの主宰者です。
リンヘイテツ(p)
安田幸司(b)
(曲 目)
1 Pat 'N' Chant(Hank Mobley)
2 The Boy Next Door (Hugh Martin)
3 The Bee Hive (Harold Mabern)
4 Over The Rainbow (Harold Arlen)
5 Eddie Harris (Eric Alexander)
〈休憩〉
1 Save Your Love For Me (Buddy Johnson)
2 Here's That Rainy Day(James Van Heusem)
3 不明。ヴィンセント・へリングの演奏するバラード。→ 「Good Morning Heartache」だと思います。(7月27日 azumino追記)
4 Just One of Those Things (Cole Porter)
5 Sukiyaki (中村八大)【アンコール曲】(邦題「上を向いて歩こう」)
(感想など)
二人のサックス奏者の極上の演奏が楽しめ、あっという間の2時間でした。ヴィンセント・へリング(as)の美しいサウンド、めくるめくソロフレーズが健在で嬉しくなり、エリック・アレキサンダー(ts)も早いフレーズを連発して、すごかった。
ただ、エリックは、フラジオ奏法で、通常より高い音を出す場面も多く、それは僕の耳にはきつかった。最も盛り上がったのは、エリック作の「エディ・ハリス」で、ラテンリズムにのってエキサイティングなソロの応酬が聴け、ヴィンセントの吹くバラード「Over The Rainbow」やアンコール「Sukiyaki」も楽しめました。
どの曲をやるか決めてなく、その場で指示が出たり、吹き出していたので、日本人のリズム隊はよくついていっていると感心しました。アップテンポでは、ベースやピアノにもう少し迫力がほしいと思いましたが、健闘していました。ツァーを実現した小林陽一さんには感謝。
21歳の学生さんがついてきていて、2曲で加わっていました。エリック・アレキサンダーのお弟子さんのようです。なかなかのものです。
予定の時間を終わってライブをいったん閉じたところです。
アンコールに、ヴィンセントがいきなり「Sukiyaki」(上を向いて歩こう)を吹きだし、エリックがオブリガートをつけているところです。
【甲府市 COTTON CLUB(コットン・クラブ)】
住所:山梨県甲府市中央4丁目3−20
電話:055-233-0008
ホームページ:コットンクラブ (Facebookのページです。)
外観。緑のカーテンだと思いますが、建物全体に植物を回してあります。
本日の看板。
始まる前のステージ。時間があったので、オーナーの渡辺さんから、来日したミュージシャンや、招聘プロモーターの話などを聞かせていただきました。
奥のカウンター
メニュー。この他にもいろいろあります。
ノンアルコールビールとソーセージを注文。
軽い夕食に、スパゲッティ(ボロネーゼ)をいただきました。
新たにオーディオ機器を導入してありました。フランク・シナトラのヴォーカルをかけていました。
会場で購入した小林陽一さんのCD。ヴィンセント・へリング(as)、エリック・アレキサンダー(ts)、寺久保エレナ(as)が参加しています。寺久保さんは、ヴィンセント・へリングの弟子です。
【小林陽一 ホームページ】
ドラム | 小林陽一 Yoichi Kobayashi Jjm Project | ジャズ演奏 (monkykoba.wixsite.com)