今日は安曇野市にきています。近くの白鳥飛来地に行ってみましたが、まだ白鳥の姿はなくて、カモ(鴨)ばかりでした。訪れる人もなくて静かでした。白鳥(SUWAN)は、チャイコフスキーやサン・サーンスとは関係があっても、ジャズとは無さそうです。そこで、思いついたのはフラミンゴ(FLAMINGO)でした。「Where Flamingos Fly」が収録されたアルバムです。
LINDA LAWSON (リンダ・ローソン)
INTRODUCNG (CHANCELLOR 1960年ころ録音)
リンダ・ローソンの残した唯一のアルバムです。ローソンは1936年生まれで、女優として50年代の終わりから70年代の初めにかけて映画、テレビに出演をしています。代表的なのは、1961年の「NIGHT TIDE」のようですが、60年代はテレビのヒッチコック・アワーに登場するなど活躍したようです。プロデューサーのJohn Foremanと結婚しましたが、娘のJulie ForemanとAmanda Foremanは映画界に入り、リンダも2000年にテレビに出演をしました。
歌の方ですが、彼女は映画界に入る前に、ラスベガスのThe Sands Hotelで歌っていたというので、女優の道にすすまなければもっとアルバムを残していたかもしれません。このアルバムの収録曲は、「You Don't Know What Love is」、「Easy To Love」、「Mood Indigo」、「Make The Man Love Me」、「Like Young」、もちろん「Where Flamingos Fly」などでスタンダードがほとんどです。ローソンは、ジャズとポップスの中間くらいの非常に素直な歌いぶりです。
編曲はMarty Paich(マーティー・ペイチ)で、バド・シャンク(as)、ジミー・ロウルス(p)など伴奏陣が豪華です。Where Flamingos Fly(フラミンゴの飛ぶところ)は、悲しい内容の歌です。フラミンゴの飛ぶ島へ恋人が(罪を犯して)連れていかれたので、私の心もいっしょにそこに連れて行ってほしいという別れの歌です。(ざっと歌詞を読んだだけなので、歌詞の内容には自信はありませんが。)ストリングス入りでスローで唄われます。
他に同曲が収録されていて、すぐに取り出せたのはクリス・コナー、トニ・ハーパーのアルバムでした。ジャケット写真は、Chancellor のLPです。それを手に入れる前はフレッシュ・サウンドの復刻LPで聴いていて今も手元にありますが、CDを手に入れたいと思っています。