安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

岩松院(長野県上高井郡小布施町)へ初めて行きました

2015-05-22 20:36:30 | お出かけ・その他

職場の同僚に、小布施町(長野県上高井郡)の岩松院の近くに住んでいるという人がいました。それを聞いて、僕はそこに行ったことがないので、訪問したいと思っていたのですが、先日ようやく出かけてきました。岩松院は、葛飾北斎の描いた天井画で有名ですが、山里のたたずまいもよく、北斎館とともに、小布施に出かけたら訪問したい場所です。

曹洞宗梅洞山「岩松院」全景。最も奥が本堂です。

   

仁王門

   

本堂。北斎の描いた天井画はこの中にあります。

   

葛飾北斎「八方睨み鳳凰図」(パンフレットから)。たたみ21畳の大きさの極彩色の天井絵。北斎89歳の作品。実物は、大きさ、構図、色と、すごくて、いったいどうやって書いたのかと驚きました。

   

本堂の裏にある、蛙合戦の池。花見の時期に、この池にヒキガエルが集まり、求愛をするカエル合戦の池として有名です。

   

小林一茶の句碑。「やせ蛙まけるな一茶これにあり」

   

福島正則の霊廟の案内。最も奥に見えています。

   

福島正則霊廟。正則は元和5年(1619年)秋、広島50万石から、国替させられました。

   

北斎館では、「北斎とその弟子たち」という特別展をやっていたので、帰りに寄ってみました。

   

北斎館収蔵品(パンフレットから)。

   


ジョシュア・ブレイクストーン WALK DON'T RUN

2015-05-20 21:01:18 | ギター

5月9日付日本経済新聞のNIKKEIプラス1の何でもランキングに、「女性におすすめのジャズスポット」という記事が載っていました。『若い女性らの間でジャズの人気が高まっている』とあり、おすすめとして、ブルーノート東京、サムタイム、コットンクラブなどが挙げられています。コットンクラブの出演者には聴きたい人が多いのですが、日程の都合や、交通宿泊費が高いので、行ったことがありません。いつか行きたいものです。近くで聴いたギタリスト。

JOSHUA BREAKSTONE (ジョシュア・ブレイクストーン)
WALK DON'T RUN (KING 1991年録音)

   

この4月12日に、安曇野市のいさつ歯科医院で、ジョシュア・ブレイクストーン(g)のライブを聴きましたが、その時の演奏がよかったので、彼のアルバムを手に入れました。このアルバムは、ベンチャーズが演奏した曲を取り上げて演奏したものですが、4ビートでやっていて、きちんとしたジャズになっています。

メンバーは、ジョシュア・ブレイクストーン(g)、ケニー・バロン(p)、デニス・アーウィン(b)、ケニー・ワシントン(ds)。ケニー・バロン(p)が参加しているのが、俄然注目されます。ブレイクストーンのアルバムには、ケニー・バロンやトミー・フラナガンが参加したものがあり、サイドメンも充実しています。

曲は、「Lullaby of the Leaves」(木の葉の子守唄)、「Telstar」、「Ram-Bunk-shush」、「Perfidia」、「Walk Don't Run」(急がば廻れ)、「A Tate of Honey」(蜜の味)、「Apache」、「Caravan」、「Slaughter on 10Th Avenue」(10番街の殺人)、「Blue Star」の全10曲。「Telstar」は、ジョー・ミークの作。「Apache」は、ジェリー・ローダン作で、元々はシャドウズのヒット曲。ジャズ・ギタリストのジョニー・スミス作の「Walk Don't Run」を含め、あとはほぼスタンダードです。

ジャズファンはもちろん、ベンチャーズなどギター・インストが好きな人にも向いている楽しいアルバム。有名スタンダード曲の「Lullaby of The Leaves」や「Walk Don't Run」、「Caravan」などで、ブレイクストーン(g)やバロン(p)が本領を発揮したソロをとっています。特に、「Caravan」におけるブレイクストーンのシングルトーンで演じられる長尺ソロが、メロディアスで気に入りました。

【5月9日付け日経新聞】

   

   1 ブルーノート東京(東京都港区) 
   2 サムタイム(東京都武蔵野市)
   3 コットンクラブ(東京都千代田区)
   4 JZブラット(東京都渋谷区)
   5 ボディアンドソウル(東京都港区)
   6 ミスターケリーズ(大阪市北区)
   7 新宿ピットイン(東京都新宿区)
   8 ロイヤルホース(大阪市北区)
   9 バーバーバー(横浜市中区)
   10 クレッセント(大阪市北区)
という10箇所が挙げられていました。    


ジャズの教科書

2015-05-18 22:07:50 | 読書

「ジャズの教科書」という題名が気になったので、書店で購入した本です。続巻の「ジャズの教科書 ニッポンJAZZ紀行」も手に入れました。Gakken Mookで、Get Navi特別編集大人のたしなみシリーズの中のものです。ジャズを聴いてみましょうという入門的なものといっていいですが、立ち読みしたところ、内容が多彩で、CDも付き、値段も安いので、買いました。

   

「ジャズの教科書」の主な内容は、

Scene1 7人のジャズ・ジャイアンツ( 後藤雅洋、四谷イーグル店主)
Scene2 ジャズとは何か?
 ジャズの魅力と愉しみ方(インタヴュー、中平穂積、Dug店主)、ジャズの歴史を知る(村井康司、音楽評論家) 
Scene3 ようこそ!ジャズ喫茶へ(マイク・モラスキー、日本文化・音楽研究家)
Scene4 ジャズ・ライブへの招待(藤岡康弘、ジョン・コルトレーン研究家)
特別企画 付録CDの名演で分かる! ジャズの「聴き方」ガイド(杉田弘樹、ジャズ・ジャーナリスト。音源提供 澤野工房)

それぞれが、コンパクトに記述されていて、この一冊を読めば、ジャズの楽しみ方がわかるしかけになっています。中でも、面白くて印象に残ったのは、「ジャズ。その魅力と愉しみ方」と題した、中平穂積さんへのインタビュー記事でした。一部を抜き書きすると、

   

ジャズの凄さというのは探求して行くときりがないというところでしょう。ジャズはアドリブが命で、しかも「誰かの真似をしないで、自分の音を持て」と言われます。
僕はそのうちにライブ派になりました。ひとりで家で聴くときもライブ盤が圧倒的に多いです。
名盤といわれるものは、間違いなく名盤なので聴いた方がいいでしょう。名盤は古くなりません。いわゆる名盤だけを聴いていても立派なジャズ・ファンになると思いますよ。

付録のCDには、5曲の演奏が収録されています。本文の方で解説があるので、興味深く聴くことができます。中では、山中千尋(p)が演奏した「Just In Time」がよかった。 

   

 

「ジャズの教科書 ニッポンJAZZ紀行」の方は、日本全国の名ジャズスポットを体感!となっていて、東京・大阪・九州・名古屋・横浜・東北・広島・京都・四国のジャズスポット(ジャズ喫茶、ジャズバー、ライブハウス)が写真と文章で紹介されています。行ってみたいところが山ほどあります。

   

付録のCDには、「ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン」より4曲収録されていて、本文解説により、ジャズ・ライブの面白さを体験してもらう企画もあります。また、四谷「イーグル」厳選!必聴のライブ盤20といった記事もあります。

   

ジャズをこれから聴こうとする人ばかりでなく、面白いアルバムやお店はないかと探している人など、どこかしら役に立つところのある書籍2冊でした。


ギラッド・エデルマン MY GROOVE, YOUR MOVE

2015-05-17 10:00:46 | アルト・サックス

奥様のお伴でスーパーに行き、手持無沙汰で店内をブラブラしていたら、カレーのコーナーで、函館市にあるレストラン五島軒の「函館カレー」(レトルト)が目に留まり衝動買いをしました。今年1月に函館に泊まったのですが、予定がつかず、五島軒には寄りませんでした。そのことを思い出しながら、カレーをいただきましたが、なかなか美味しく、さすがに、明治12年創業の老舗の商品です。新興ですが、老舗の感もあるレーベルの作品。

GILAD EDELMAN (ギラッド・エデルマン)
MY GROOVE, YOUR MOVE (Sharp Nine 2011年録音) 

   

マーク・エデルマン(Mark Edelman)により創立されたShap Nine レーベルは、録音の機会がなかったデヴィッド・ヘイゼルタイン(p)を世に紹介する目的で1995年にリリースを開始しました。現時点で52作品を制作していますが、主なアーティストは、ヘイゼルタインの他、グラント・スチュアート(ts)、ブライアン・リンチ(tp)、タルド・ハマー(p)、アンソニー・ウォンジー(p)、ジョー・ロック(vib)、ワン・フォー・オール(エリック・アレキザンダ―(ts)他)などです。

基本的にハードバップ・ジャズのアーティストを録音していて、このごろ、気に入っているレーベルです。拙ブログでも、ドミトリ・バエヴスキー(as)やグラント・ステュワ―ト(ts)のアルバムを取り上げましたが、今回、オーナーの息子ギラッド・エデルマン(as)の作品を聴いてみました。メンバーは、エデルマン(as)、ジョー・マグナレリ(tp)、デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)、ジョン・ウェッバー(b)、ジェイソン・ブラウン(ds)。

曲は、スタンダードとジャズ・オリジナルです。スタンダードが、「I Love You(Vrese)」、「On The Street Where You Live」(君住む街角)、「Foi a Sudade」、「For All We Know/We Kiss In a Shadow」、「The Way You Look Tonight」(今宵の君は)。ギラッド・エデルマン作「Eye of Irene」、ディーク・ピアソン作「Sweet Honey Bee」、ハンク・モブレイ作「My Groove, Your Move」、デヴィッド・ヘイゼルタイン作「The Lineup」の全9曲。スタンダードとともに、ピアソンやモブレイの作品が注目されます。

エデルマンは、フィル・ウッズの弟子ですが、その流れをくんだ、期待以上のアルバム。「The Street Where You Live」では、エデルマン(as)とマグナレリ(tp)がかけあいでテーマを進めますが、両者の音色が素晴らしく、ソロも楽しい。哀愁漂うボサノヴァ「Foi a Saudade」やジャズ・ロックの「Sweet Honey Bee」も曲の雰囲気がよく出ています。「My Groove, Your Move」は、ハードバップらしいテーマから、歯切れのよいエデルマン、マグナレリ、ヘイゼルタイン(p)と気持ちのいい演奏が続きます。

【Sharp Nine Records ホームページ】

 Sharp nine Records

【五島軒の函館カレー】

五島軒ホームページ:五島軒

   

函館カレーの外箱

   

函館カレーの内袋

   

僕の盛り付けです。センスありませんね(笑)。アスパラガスは、好きな野菜です。


横浜山手散策と中華街

2015-05-15 22:04:46 | お出かけ・その他

先週、横浜市のジャズ喫茶「マシュマロ」に行ったのですが、開店時間前に、少し時間があったので、初めて山手の方を散策し、下りてきて中華街で昼食をいただきました。

まずは横浜山手西洋館巡りを楽しみました。山手本通りなど、あたり一帯には、これらの西洋館にも負けないような立派な邸宅が並んでいて、高級住宅街のように思いました。豊かです。

【外交官の家】

   

   

手前はイタリア式庭園になっています。

   

ダイニングルーム

【ベーリック・ホール】

   

【エリスマン邸】

   

【山手234番舘】

   

【横浜市イギリス館】

   

【山手111番舘】

   

   

【港の見える丘公園】

JR石川町駅から西洋館をたどっていくと、元町公園を過ぎて、港の見える丘公園に着きます。「港の見える丘」は、戦後のヒット歌謡ですが、僕はメロディ、歌詞ともに好きで、少年のころ、アコーディオンで弾いていました。この場所は、是非とも一度来てみたかった場所です。

   

公園内のバラ園

   

港が展望できる場所です。

   

   

右手前に見えるのは、日本郵船氷川丸だと思います。拡大してあります。

【中華街で昼食】

   

中華街を守る商売繁盛の神様の横浜中華街関帝廟

   

   

   

「愛群」(あいちゅん)という広東家庭料理のお店で、牛バラ煮込みご飯(950円)をいただきました。ごちそうさまでした。お昼の定食は、どのお店もそうですが、700円くらいからありました。