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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

茅ヶ岳登山(1)(標高1,704m 山梨県北杜市・甲斐市)

2019-10-21 20:03:29 | 登山・ハイキング

まずまずの天気が見込まれたので、20日(日)に山梨県の茅ヶ岳(かやがたけ)へ上ってきました。「日本百名山」を著した深田久弥さんの終焉の地でもあり、前から登りたかった山です。眺望はききませんでしたが、久しぶりの山歩きで気分は上々でした。

雨が降り続いたあとで、道がたいへん滑りやすく、特に女岩~山頂間は注意して歩きました。周回ルートで歩き、歩行時間は、往路2時間10分、復路1時間40分で、計約3時間50分でした。帰りに、温泉、喫茶店に寄りました。

【行 程】

(往路)深田公園駐車場 8:40 → 女岩手前 9:40 → 尾根出会標識 10:26-35(休憩) → 山頂 11:01

(復路 尾根道経由) 山頂 11:43 → 千本桜分岐 11:51 →  林道 12:57 → 深田記念公園 13:18-23(見学) → 駐車場 13:26

(温泉)百楽泉 13:55-14:35 (喫茶店)ハーモニー 15:12-16:10 (夕食)諏訪湖SA下線 17:15-45

【駐車場~女岩手前】

人気のある山で全国のナンバーの車が並びます。登山案内・駐車場整理の方がいて、簡便な登山届に記入し、パンフレットをいただきました。

トイレもあります。バスでくる団体も多いと案内係りの方が話していました。

本日はゆっくりとしたスタートで、安曇野市の自宅を7時過ぎに出て、歩きはじめは8時40分です。

右折して登山道に入っていきます。

はじめはほとんど平らです。昔の林道のようです。アカマツがあるので、もしかしたらきのこもあるのかもしれません。

花はほとんどありませんでしたが、ときどき目を楽しませてくれました。

舗装された林道を横切ります。

案内標識が整備されています。

林道を過ぎても非常に歩きやすい道です。

水場。この奥のようでしたが、立ち入り禁止になっていました。

ケルンがありました。

岩が目立つようになり、緩い上りが続きます。

女岩への道は立入禁止で、手前を右に行きます。

女岩手前から急な登りになります。写真ではあまりわかりませんが、傾斜に加え、滑りやすくなっていたので、慎重に歩きました。

岩の上を抜け、左右に巻きながら高度を上げていきます。

上部が明るくなってきて、もうじき尾根でしょうか。

花を撮りながら、ゆっくりしたペースです。

茅ヶ岳は休火山ですが、大きな岩がたまにあって、活火山だったことを想わせます。

尾根に着きました。ちょうどこの手前左側が平らになっていて休憩適地でした。携帯のメールを返すなど休憩しました。

左に折れて尾根道を行きます。

深田久弥終焉の地と書かれた石柱。合掌しました。

紅葉が見てとれる光景です。

山頂の下部のあたりです。

平らになり人の声が聞こえます。

山頂(標高1,704m)に到着。

立体展望盤。天気がよければ360度見えるようです。

三角点もありました。

賑わう山頂。中高年に交じり、若い方もいました。

11時ごろなので、軽食にしました。お芋のオールドファッションドーナツ。

金ヶ岳の方向ですが、これが精いっぱいの天気でした。

駐車場でもらったパンフレットで、見開きが地図になっています。下山は、上りと別のルートをとり、周回ルートにすることにしました。

(2)へ続きます。(2)では、下山、深田記念公園、温泉などについて記す予定です。引き続きご覧いただければ幸いです。


アート・ファーマー 「THE ART FARMER QUINTET」と雑誌BRUTUSの特集「本屋好き。」の話題

2019-10-20 20:01:35 | トランペット・トロンボーン

雑誌「BRUTUS」の11月1日号の特集が「本屋好き。」というもので、面白そうなので購入しました。『選書に独自のセンスが光る町の本屋がどうやら増えているようだ。』という認識のもと、特徴のある本屋の紹介、名物書店員とそのお店、作家の本屋パトロール、旅と本屋などの記事が組まれています。行ってみたい本屋も見つかり、買ってよかった号でした。買ってよかったレコード。

ART FARMER (アート・ファーマー)
THE ART FARMER QUINTET (PRESTIGE  1955年録音)

   

映画「ブルーノートレコード」の中では、リハーサルにもギャラが払われ、新作もどんどん書かせてくれて録音したといい、プレスティッジも悪くないけどスタンダード曲ばかりだと、ミュージシャンが話していました。その通りかもしれませんが、プレスティッジにもオリジナル曲ばかりを収録したものがあり、この「The Art Farmer Quintet」はそういった一枚です。

メンバーは、アート・ファーマー(tp)、ジジ・グライス(as)、デューク・ジョーダン(p)、アディソン・ファーマー(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。 ファーマー(1928~99年)とグライス(1927~83年)は、1953年にライオネル・ハンプトン楽団で知り合うことになり、55年からコンボを結成し2年間活動し、2枚の素晴らしいアルバムを残しました。

曲は、デューク・ジョーダン作「Forecast」と、ジジ・グライス作の「Evening in Casablanca」、「Nica's Tempo」、「Satellite」、「San Souci」、「Shabozz」の全6曲。グライスは、ボストン音楽院などに学び、パリでオネゲルなどに師事して作曲を学んでいます。「Evening in Casablanca」は、映画で使われてもよさそうな異国情緒に満ちた抒情的な曲です。

「When Farmer Met Gryce」(Prestige)と並ぶファーマー、グライスの快心作で、アップテンポの「Forecast」や「Nica's Tempo」におけるファーマー(tp)の輝かしい音色による闊達で、かつ、知的な感じのソロはハイライトで、「Forecast」では、グライス(as)やジョーダン(p)も颯爽とした演奏をしています。バラードの「Evening in Casalbanca」も、曲良し、演奏良しで、編曲を含めてグライスの能力が発揮されています。「Shabozz」は、モードの先取りをしているかのような曲調で、ちょっと驚きました。 

【BRUTUS(マガジンハウス)2019年11月1日号】

   

表紙

   

写真は京都の「つるかめ書房」の店内です。

   

つるかめ書房には、文芸、SF、ミステリー、絵本などなど面白そうな本がありそうです。京都へ出かけたくなります。

   

長野県東御市八重原にある「問 tou」という書店が今年4月にオープンしたそうです。哲学書や、料理本、音楽関係書などがあるようです。近いうちに訪れてみようと考えています。

   

本屋の看板猫。吉祥寺の「すうさい堂」という書店にいるそうです。

   

旅と本屋と題したエッセイもありました。訪れたのは、高松、新潟、盛岡です。

   

丸善包装紙図案集。丸善は、創業150周年だそうです。包装紙がカラフルで面白い。


映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」(10月15日 長野市松竹相生座)

2019-10-19 20:01:20 | 映画・DVD・テレビ

 映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」を長野市の松竹相生座で観てきました。

   

マイルス・デイヴィスからノラ・ジョーンズまで、80年にわたりジャズをリードしつづけるレーベル「ブルーノート・レコード」の歩みを描いたドキュメンタリー作品。出演したのは、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ルー・ドナルドソン、ロバート・グラスパー、ノラ・ジョーンズらのミュージシャンや関係者です。

最も印象に残るのは、ルー・ドナルドソン(1926年生)へのインタビューで、自分がブルーノートへ録音したきっかけや、セロニアス・モンク、クリフォード・ブラウンなどに関する話は、貴重です。ドナルドソンは、ブルーノートレコードの創始者のアルフレッド・ライオンについて、『やりたいようにやらせてくれた』と語り、ミュージシャンの自主性を尊重し、新曲を書かせ録音したことを大きく評価していました。

ソフィー・フーバー監督は『人種差別が危険なほど露骨な時代における、アフリカ系アメリカ人のアーティストたちと、彼らを録音したドイツ系ユダヤ移民(アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ)の必然的な結びつきの物語を描くのは、ことさら重要でした』と、パンフレット上で述べていて、見どころもそのあたりにありました。

アルフレッド・ライオンが社長でいた創立年の1939年から66年までの27年間が、ブルーノートが大きな役割を果たし、計り知れない貢献を行った時期だろうと思わされました。その間に作られたアルバムは、愛聴盤になっているものが多く、改めて聴きかえしたくなりました。

【映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」 ユニヴァーサル・ミュージックのページ】

ブルーノート・レコード ジャズを超えて

作品の紹介、全国の上映館などが掲載されています。

   


和伊ん (イタリアン 長野市南石堂町)

2019-10-18 20:04:23 | グルメ

JR長野駅に近い「おもてなしイタリアン 和伊ん」には、小人数の宴会で何度も行っていますが、先日、初めてランチに入ってみました。昼の営業は、ビールやワインで宴会というイメージではなく、ごく一般のイタリア食堂で、ふらっと入りやすいお店でした。

パスタのセットをいただきましたが、多分麺は生パスタで、平たくてモチモチしていて、美味しくいただきました。前菜やサラダ、フリードリンクがつき、かなりリーズナブルで、宴会など夜だけでなく普段のランチにも使えます。

入口。ビルの3階になります。

3階まで上り、左が入口のドアになっています。

店内。外は善光寺に通じる中央通りです。街路樹が見えていていい雰囲気です。壁の左側にも同じような部屋があります。

ランチメニュー。パスタやピザ、カレーもあります。

サラダバー。

ドリンクバー。冷たい飲み物は、ジュースなど4種類ありました。

サラダバーからとってきたサラダ。シンプルですが、カボチャやニンジンが彩りを添えています。

前菜。スープ、カボチャ、ごぼうのサラダ。前左のごぼうのサラダは、豆類などいろいろ入っていて、手がかかっていそうなものでした。

海老とキャベツのクリームソースのパスタです。生パスタのようでした。海老もちょうどよい茹で加減。

ドリンクバーから珈琲をもってきました。

【おもてなしイタリアン 和伊ん】

住所:長野県長野市南長野南石堂町1421 三福ビル2F
電話:026-225-6786
ホームページ:omotenashi-italian-wine


ヴィト・プライス(ts)の「SWINGING THE LOOP」と麓庵かつ玄の「とんかつ」の話題

2019-10-17 20:07:15 | テナー・サックス

夕食には、あまりカロリーの高いものは食べないようにしていますが、たまに肉類を無性に食べたくなり、先日、松本市の「麓庵かつ玄」でロースかつ定食をいただきました。松本市や安曇野市でとんかつのお店というと、松本市上土にある「かつ玄本店」か、姉妹店のこちらのお店に行きます。今回も大いに満足しました。満足したアルバム。

VITO PRICE (ヴィト・プライス)
SWNGING THE LOOP (ARGO 1958年録音)

   

このアルバムは、内容よりもジャケットの方が有名かもしれません。道路の真ん中でテナーサックスを持って立っているというシチュエーションは、現実にはまずなさそうですが、シカゴのARGOレーベルらしいもので、僕は気に入っています。ヴィト・プライス(1929年生)の演奏も中庸をいくもので、悪くありません。

ヴィト・プライス(ts)、ルー・レヴィ(p)、フレディ・グリーン(g)、マックス・ベネット(b)、ガス・ジョンソン(ds)のクインテットで5曲録音し、10人編成で5曲録音しています。プライスは、いくつかのバンドで活動後、1951年から海兵隊のバンド、1953年から2年間マンハッタン音楽院で学び、この録音時までジェリー・ウォルド楽団やチャービー・ジャクソン(b)のグループなどで活動しました。2003年にもリーダー作を作っているようですが、よくわかりませんでした。

曲は、10人編成のものが、プライス作の「Swinging The Loop」、「Mousey's Tune」と「Duddy」、スタンダードの「Why was I Born」と「In A Mellow Tone」、クインテット編成で、プライス作「Eye Strain」とシカゴのミュージシャンが作ったと思われる「Credo」、スタンダードの「Time After Time」、「Beautiful Love」、「As Long as I Live」で全10曲です。

ヴィト・プライス(ts)は、ズート・シムズを一層穏やかにした感じのプレイで、セルダン・パウエルもちょっと思い浮かべます。フレディ・グリーン(g)が入ったスモールグループによる演奏がまとまりがあり、ルー・レヴィ(p)のイントロから始まるバラード「Time After Time」、プライスのカデンツァで始まり、プライスのソロ、レヴィのソロとアップテンポでスイングする「Beautiful Love」、ミディアムで快適にスイングする「As Long as I Live」あたりが楽しめました。

【麓庵 かつ玄】

住所:長野県松本市島内7717
電話:0263−33-1129
ホームページ:麓庵 かつ玄

入口

玄関前の庭

初めに漬物とお茶。漬物は別の容器にあるのを自分で取り分けたものです。

ロースかつ定食。

かつのアップです。柔らかめです。

デザートのさっぱりとした寒天もでました。