安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ブルー・ミッチェル「STEP LIGHTLY」と「RIN'S COFFEE」(上田駅前)の話題

2021-06-20 19:26:20 | トランペット・トロンボーン

上田市の喫茶店巡りをゆっくりと続けています。今回は、上田駅前の「RIN'S COFFEE」を訪れました。2~3回入ったことがあり、結構気に入っていて、電車の待ち時間などがあれば、すぐに寄りたくなるお店です。焙煎した豆を初めて買いました。中古レコード店ですぐに手が伸びた日本盤。

BLUE MITCHELL (ブルー・ミッチェル)
STEP LIGHTLY (BLUE NOTE 1963年録音)

   

ブルー・ミッチェル(tp, 1930~79年)は、1959年から63年までホレス・シルヴァー・グループで活躍していましたが、本作はその最後の頃に録音した、ブルーノート初リーダー作です。しかし、発表は1980年で、その理由はレオ・ライトのチューニングが狂っていたからだそうですが、内容は悪くない好きなアルバムです。

メンバーは、ブルー・ミッチェル(tp)、レオ・ライト(as)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ジーン・テイラー(b)、ロイ・ブルックス(ds)。このメンバーを観ただけでも聴いてみたくなります。

曲は次のとおり。

1  Mamacita (Joe Henderson)
2  Sweet and Lovely (Gus Arnheim)
3  Andrea (Roger Bokin)
4  Step Lightly (Joe Henderson)
5  Cry Me A River (Arthur Hamilton)
6  Bluesville (Sonny Red)
ジャズオリジナル4曲に、スタンダード2曲です。ジョー・ヘンダーソンが2曲提供し、「Sweet and Lovely」と「Cry Me A River」の編曲も手がけています。

東芝盤を持っていましたが、今回、キングレコードから出された見本盤を購入しました。番号まで付されながら、お蔵入りして17年間も発売されなかったのが、わからないくらいの内容です。こういうことは、ブルーノートレーベルしか考えられません。ミッチェル(tp)が快調なのに加え、ヘンダーソン(ts)、ハンコック(p)のソロも聴けます。「Sweet and Lovely」、「Step Lightly」、「Cry Me A River」、「Bluesville」とジョー・ヘンダーソンが作編曲したものがとりわけ良いです。

   

キング盤のセンターレーベル。上のジャケット写真は東芝盤のものです。

キング盤のレコードを聴いているところで、ジャケットを飾ってみました。

【RIN'S COFFEE】

住所:長野県上田市中央1丁目1−22
電話:0268-21-1424
ホームページ:Rin's Coffee|スペシャルティコーヒーの焙煎|長野県上田市 (rinscoffee.jp)

上田駅近くにお店はあります。

外観。テラス席もあります。

店内

店内。カウンター方向。

ブレンドコーヒーとチーズケーキを注文。

濃い目です。

しっかりとしたチーズケーキで、堪能しました。

シュガーやミルクも良いのもを使っていると思います。

豆を購入しました。ペルーの豆だそうですが、フレンチタイプの濃い目の焙煎のものです。

自宅で淹れているところ。よく膨れます。

濃い目ですが、あっさりとして飲みやすいもので、美味しくいただきました。


映画「ブックセラーズ」を観ました。(6月18日 長野市松竹相生座)

2021-06-19 19:30:27 | 映画・DVD・テレビ

「ブックセラーズ」というドキュメンタリー映画を観てきました。ネットの時代に、本はどうなっていくのか、そのあたりに関心もあって、出かけたものです。

   

チラシの表

(概 要)

世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側からブックセラーたちの世界を捉えたドキュメンタリー。業界で名を知られるブックディーラー、書店主、コレクターや伝説の人物まで、本を探し、本を売り、本を愛する個性豊かな人々が登場。さらに、ビル・ゲイツが史上最高額で競り落としたレオナルド・ダ・ビンチのレスター手稿、「不思議の国のアリス」のオリジナル原稿といった希少本も登場。

   

(感 想)

本の流通に携わる人々が登場し、本への思い入れや、仕事について語ってくれますが、ユニークな人ばかりで、全く飽きずに最後まで画面に引き寄せられました。ブックフェアや古書店、オークションの様子など場面が次々と変わるのもよかった。

ビル・ゲイツがダ・ビンチの手稿を落札した実際の場面は、見応えありました。電話による入札でしたが、28億円の金額であっさりと落札していました。希少な古書は、今や美術品と同じように扱われていることを象徴する場面のように思いました。

若手の古書店主が、本の将来について前向きに考えているのには、感銘を覚えました。ネットだけでなく、手にとってみることのできる本は残っていくだろうと思わされました。ニューヨークの地下鉄で、何人かの若者が本を読んでいる姿が出てきて、明るくなりました。

なお、音楽はモダンジャズが使われています。4ビートのスイングする演奏で、いかにもアメリカという感じです。

【映画「ブックセラーズ」公式サイト】

映画『ブックセラーズ』公式サイト (moviola.jp)

予告編がまとまっていて、面白い。


オーディオ・ミュージック喫茶「SLOW HAND」を初めて訪れました。(長野県上伊那郡箕輪町)

2021-06-18 19:31:20 | ジャズ喫茶

伊那市長谷のジャズ喫茶「蔵ZEN」のマスターから教えていただいたお店「SLOW HAND」を初めて訪れました。オーディオ雑誌の「無線と実験」に掲載されるなど、オーディオ愛好家には知られているようです。

店内にはハモンドオルガンが置いてあり、3000枚あるレコードは、オリジナル盤がほとんどで驚きました。ヘレン・メリル(vo)の「With Clifford Brown」などを聴かせていただき、至福の一時を過ごしました。

 
外観。こちらの建物の二階がお店です。
 
 
入口。看板には、『AUDIO & MUSIC AND MORE』とあります。オープンは、2019年6月8日です。
 
 
カウンター。入ってすぐのところはカウンターになっています。
 
 
壁にはアンティークの時計が飾ってありました。針は動いていません。
 
 
スピーカーなど。ライブも開催しているので、ピアノやオルガン、ギターが置いてあります。マスターはギターを弾きますが、ジャンルはジャズではないようです。
 
 
スピーカーに向かって右側の様子。
 
 
レコードは3000枚、CDは2000枚あるそうです。ジャンルは、ジャズばかりでなく、クラシックやポップスもあります。
 
 
びっくりしたのは、ハモンドオルガンがあったことですが、安く手に入れたとのことで、運搬費の方が高かったと話していました。
 
 
存在感あります。松本市にハモンドオルガンを弾く方がいて、こちらでも演奏するようです。
 
 
ブースには、レコードプレーヤーが見えます。マイクロのプレーヤーのようです。
 
 
スピーカーは、ウーハーTAD TL-1601b×2、ドライバーTAD 4001がバーチカルツイン型のエンクロージャーに収まっていて、コンデンサーのみで切ったツイーターJBL 2405が追加されて3ウェイとなっているそうです。アンプは、征矢進(SOYA AUDIO)さん制作の管球アンプだそうです。
 
 
アンプ。
 
 
 
カートリッジは、FAIRCHILD(これは、225-A)を使用しています。太い音が出るそうです。
 
 
メインのシステムでは、クラシックの弦の音がうまく出ないとのことで、クラシック用には、ディナウディオのスピーカーを使っているようです。
 
 
ヘレン・メリルのwith Clifford Brownのオリジナル盤。歌とともに、クリフォード・ブラウンのトランペットが太く、温かく聴こえてきました。
 
 
レコード盤。ピカピカです。
 
 
続いて、ウォルター・ビショップ. Jrの「Speak Low」には仰天。オリジナルやMUSEからの再発盤などステレオとモノラルが揃えてありました。
 
 
MUSEから出された、「Speak Low」。
 
 
男性ヴォーカルもお聴きになるそうです。ビル・ヘンダーソンで、伴奏のウィントン・ケリーのサウンドが、まあ素晴らしいこと。
 
 
持っていたヴィンセント・ハーリングのCDをかけていただきました。「In a Sentimental Mood」を聴きましたが、低音から高音まで過不足無い素晴らしい再生ぶり。ここまで聴いてきて、特に高音にきついところがなく、余裕で鳴っているのが強く印象に残りました。
 
 
ブレンドコーヒーを注文。すっきりとした味で、飲みやすいものでした。チョコレート付きです。2~3個いただきました。
 
 
お店の場所は、JR飯田線「木ノ下駅」のそばです。お店とは広場を挟んで、駐車スペースは線路沿いにあります。私のヴェゼルが停まっているところが、駐車スペースです。
 
 
お店の紹介記事が掲載されている、「無線と実験」2019年8月号。
 
 
お店の紹介記事です。マスターに見せていただきました。ライブなども開催されているようです。ジャズのオリジナルレコードが多いので、それらを聴かせてもらいに、また出かけます。
 
【SLOW HAND】

住所:長野県上伊那郡箕輪町大字中箕 11945-6
           JR飯田線木ノ下駅前 
営業時間:12:00~21:00 月曜定休
電話:090-9665-6270

シダー・ウォルトン「PLAYS BILLY STRAYHORN」と板倉弘重著「薬に頼らず血糖値がぐんぐん下がる」本の話題

2021-06-17 19:30:13 | ピアノ・トリオ

この頃、板倉弘重著「薬に頼らず血糖値がぐんぐん下がる!」(三笠書房)という本をよく眺めています。血糖値が高く、糖尿病に近いので、そのことが頭にあり、セブンイレブンで衝動買いした本です。図や表、イラストがわかりやすく参考になります。ある中古レコード店で衝動買いしたCDです。

CEDAR WALTON (シダー・ウォルトン)
PLAYS BILLY STRAYHORN (JAZZ BALL 1988年録音)

   

シダー・ウォルトン(1934~2013年)は、非常に多くの録音を残していますが、好きなピアニストなので、折に触れてCDやレコードを購入しています。今回のものは、ビリー・ストレイホーンの曲集で、シダーがどのように弾いているか興味を惹かれます。

メンバーは、シダー・ウォルトン(p)、アンディ・シンプキンス(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。クリフォード・ジョーダン(ss)が2曲(曲目の11と12)に参加しています。1988年のハリウッド録音で、原盤は多分ディスカヴァリーレーベル。本CDは、ヨーロッパ盤で、1974年のボルチモアにおけるライブ録音が3曲追加されています。

曲目は次のとおり。

1  Upper Manhattan Medical Group (Billy Strayhorn)
2  Chelsea Bridge (Billy Strayhorn)
3  Take the A Train (Billy Strayhorn)
4  Lush Life (Billy Strayhorn)
5  Day Dream (Billy Strayhorn)
6  A Flower Is a Lovesome Thing (Billy Strayhorn)
7  Rain Check (Billy Strayhorn)
8  This Guy's in Love with You (Burt Bacharach)
9  Naima (John Coltrane)
10  Shiny Stockings (Frank Foster)
11  Passion Flower (Billy Strayhorn)
12  Blood Count (Billy Strayhorn)
ビリー・ストレイホーン作の名曲が揃っています。シダー・ウォルトンは何度も録音している曲もありますが、1、2、6、12は本作だけに収録されているようです。8、9、10は、ボーナストラックで、別のライブ音源。

ジャケットは、曲名の「Lush Life」(気ままな暮らし、飲んだくれの生活)又は「Passion Flower」(恋の激しい苦しみ)あたりをイメージして作られたものでしょうか。最初、手にとった時にはびっくりしましたが、そこで怯まず購入してよかったCD。アンディ・シンプキンス(b)を起用し、「Chelsea Bridge」や「Take the A Train」ではメロディをベースが弾いていて、そのへんは新鮮です。「Rain Check」などにおけるシダー・ウォルトン(p)の端正で、スイングするプレイはもちろん、バラード「A FLower is a Lovesome Thing」の豊かな和音の響きも記憶に残ります。

   

ジャケット内側にあるシダー・ウォルトン(p)の写真。

【板倉弘重著「薬に頼らず血糖値がぐんぐん下がる!」(三笠書房)】

   

表紙

糖質摂取量について触れています。アッサリ改善は、なかなか困難のような気がしますが。

ヘモグロビンA1cの値が高止まりしていて、下がらないのが困ったところです。

糖質の多い食品の一覧があります。ごはんよりパンの方が少ないようです。

食べ方としては、先べジで、野菜をまずとるのを基本に。これはできるだけ心掛けています。

ステーキやオムレツ、すき焼はよさそうです。食べたくなってきました。

オリーブオイル、ナッツ類、酢、トマト、ミカン、鮭あたりがよいようです。トマトは食卓に乗ることが多いです。医者に通っているので、次の診察のさいには、少しでも数値の改善ができれば。

【実践編 はなまるうどんへ寄りました。】

長野駅ビルMIDORIにあるお店です。

   

店内に「バランス野菜小鉢 新登場」というポスターが掲示してあったので、それも注文。「はなまるうどん」も半玉サイズや野菜サラダを導入し、糖質が気になるお客様のニーズに応えていました。

野菜サラダ、かけうどんの中サイズ、唐揚げを注文。

野菜サラダ。ドレッシングは胡麻味です。まずこれをいただきました。

唐揚げ

うどんの中サイズは多すぎて、食べ過ぎました。一回り小さいサイズでいいようです。


箕輪町の「水車家」で割り子そばのランチ(長野県上伊那郡箕輪町)

2021-06-16 10:02:09 | グルメ

先日、伊那方面に行ったので、昼食を中央道伊北インターから5分ほどのところにある「水車家」でいただきました。水車家というと、木曽の日義にあるお店が頭に浮かびますが、こちらのお店はその系列のようです。

いろんな味が楽しめる「割り子そば」を注文。長野県産のそばを自家製粉しているそうですが、「割り子そば」は、量もあり、味の変化もあって、美味しくいただきました。

看板とお店の外観

入口

店内

メニュー

割り子そば

角度を変えて上の方から撮りました。なかなか壮観です。

普通の蕎麦。細めで、汁とからみ、これだけでも結構美味しい。

山菜

抹茶

とろろ

天ぷら。具は、大葉、かぼちゃ、海老。

豆腐

薬味

そば湯。サラサラとしたものです。伊北インターから近く便利なこともあり、また寄りたい。

【水車家】

住所:上伊那郡箕輪町大字中箕輪2931
電話:0265-79-9841
ホームページ:信州そば漫遊(そば店ガイド)-水車家 信濃毎日新聞社 (shinmai.co.jp)