安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大友直人指揮 群響定期。ヴォーン=ウィリアムス:交響曲第5番、第9番、テューバ協奏曲

2022-05-16 19:30:00 | クラシック演奏会

群馬交響楽団の第578回定期演奏会が、14日(土)に高崎芸術劇場で開催されたので、聴いてきました。

   

(出 演)

指揮:大友 直人
テューバ:松下 裕幸
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスターは、伊藤文乃)

大友さんは、現在、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督、大坂芸術大学教授。元群馬交響楽団音楽監督。松下さんは、1986年第6回日本管打楽器コンクール第3位、90年国際ユーフォニアム・テューバ大会ソロコンクール第2位、93年より群馬交響楽団テューバ奏者。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。

(曲 目)

ヴォーン=ウィリアムズ / 交響曲 第5番 ニ長調

  〈休憩〉

ヴォーン=ウィリアムズ / バス・テューバ協奏曲 ヘ短調
ヴォーン=ウィリアムズ / 交響曲 第9番 ホ短調

 (感 想)

イギリスの作曲家、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ(1872~1958年)の生誕150年を記念したプログラムでした。指揮者の大友さんのレパートリーの広さに驚くと同時に、エキストラ奏者が多く、費用も多額だったと思われ、よく開催にこぎつけたと感心しました。

交響曲第5番は、穏やかで英国音楽らしい作品で、気に入りました。特に第1楽章の弦楽器がメロディーを綴っていく部分など、穏やかで美しかった。第2、第3楽章では、管楽器のソロがたくさん現れて、色彩感もありました。 

テューバ協奏曲では、松下さんが柔らかな音色で長いメロディーを奏していて、曲、演奏ともに楽しめました。交響曲第9番は、編成も大きく、フリューゲルホルンが長いソロをとるなど面白かったのですが、聴くのに焦点が定まらず、消化不良気味でした。

(出演者プロフィール)

【あらかじめ聴いたCD】

今回、ヴォーン=ウィリアムズの交響曲が全曲収録されている英国音楽集を購入しました。

   

「ザ・ブリティッシュ・ライン~ブリティッシュ音楽の祭典」。アンドリュー・デイヴィス指揮BBC交響楽団。CD16枚組。1990~1996年録音。ブリテン、エルガー、ホルストなど英国音楽がまとまって聴けます。

   

ヴォーン=ウィリアムスの交響曲第5番を聴きました。16枚組のうちの一枚。

   

ヴォーン=ウィリアムスの交響曲第9番のCD。16枚組のうちの一枚。

【群馬交響楽団ホームページ】

群馬交響楽団 (gunkyo.com)


デクスター・ゴードン「DEXTER CALLING」、ツツジが飾ってあった喫茶店「犀の角」

2022-05-15 19:30:00 | テナー・サックス

先日、モーニングに上田市の「犀の角」に入ったら、舞台上に本物のツツジが大きく飾ってあって驚きました。上田市で販売用に作っているもののようですが、とても華やかで鮮やかでした。鮮やかなアドリブが聴けます。

DEXTER GORDON (デクスター・ゴードン)
DEXTER CALLING (BLUE NOTE 1961年録音)

   

デクスター・ゴードン(ts, 1923~1990年)は、好きなテナーサックス奏者の一人です。ただ、あと乗りで、長めの音符を吹くので、時として軽めにやってほしいと思うこともあります。リズム陣が充実している本作は、そのへんも気になりません。

メンバーは、デクスター・ゴードン(ts)、ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。1950年代を麻薬で棒に振ったゴードンですが、1960年に復帰し、61年には2作(「Doin' Allright」と本作)をブルーノートレーベルに録音しています。

曲目は次のとおり。

1  Soul Sister (Dexter Gordon)
2  Modal Mood (Kenny Drew)
3  I Want More (Dexter Gordon)
4  The End of A Love Affair (Edward Redding) 【情事の終わり】
5  Clear The Dex (Kenny Drew)
6  Ernie's Tune (Dexter Gordon〉
7  Smile (Charlie Chaplin) 【スマイル】
デクスター・ゴードンの自作が3曲、ケニー・ドリューの自作2曲、4と7のスタンダードが2曲です。

デクスター・ゴードン(ts)はもちろん、K・ドリュー(p)、P・チェンバース(b)、F・ジョー・ジョーンズ(ds)のグルーヴィーで乗りのよい演奏が素晴らしい。特にレコードB面に収録されたアップテンポの「Clear The Dex」や「Smile」でのスリルに満ちたゴードンの吹奏、黒っぽいフレーズを繰り出すドリューには興奮させられます。ドラムスから始まる活気のある「The End of A Love Affair」やバラード「Ernie's Tune」も良くて、レコードB面を聴くことが多いですが、傑作アルバム。

   

レコードのレーベル。「RVG」刻印入りです。珍しく、初期盤をもっています。

飾ってあるレコードの一番右は、「One Flight Up」(Blue Note, 1964年録音)でパリ録音、「Dexter Calling」の左は、「A Day in Copenhagen」(MPS, 1969年録音)です。この2枚では、ケニー・ドリューがピアノを弾いています。一番左は、「Our Man In Paris」(Blue Note、1963年録音)で、ピアノはバド・パウエル。

(犀の角)

外観

看板

入口をはいったところ。演劇などが行われる多目的なスペースです。左は舞台になっています。

舞台にツツジを飾ってあるのですが、規模が大きくてびっくりしました。

上田市の野倉という地籍のものです。栽培といっていいのか、作られているようです。

アップ

色とりどりです。

 
舞台の左側には、アップライトピアノも置いてあります。写真左側のソファ席に座りました。
 
 
モーニングセット。
 
 
このパンがなかなか美味しいです。ジャムをつけていただきます。
 
【犀の角】
 
住所:長野県上田市中央2丁目11−20
電話: 0268-71-5221
ホームページ:トップページ - 犀の角 SAI NO TSUNO

長野駅ビル内の「明治亭 長野駅店」で「ソースかつ御膳」の夕食

2022-05-14 19:30:00 | グルメ

善光寺の御開帳や観光にみえる方が多いためか、長野駅の人出が多くなっていて、3階のレストラン街もお客様が多いようです。久しぶりにかつでもと思い、明治亭に入りました。

今回は「ソースかつ丼」ではなくて、食べやすい「ソースかつ御膳」とサラダをいただきました。衣に染みた甘めのソースと柔らかいロース肉が調和して、美味しくいただきました。

お店の外観、入口

ソースかつ丼はじめ、丼もののメニュー。

御膳のメニュー。ソースかつ御膳の他に、牛タン御膳が気になっていて、次回は明治亭の牛タン食べてみたい。

信州アルプスサーモンもあります。

さらに、鹿肉ソースかつ丼も。メニューもいろいろ増えているようです。

本日のおすすめには、「こごみ胡麻和え」や「春の野菜てんぷら盛り合わせ」など季節のものもありました。

野菜サラダ

キューリ、タマネギ、コーン、ミニトマト、パブリか、レタスなど。ボリュームありました。

醤油ベースのドレッシングが付いてきました。

かつ丼ソースがテーブルに置いてあって、味の調整などに自由に使うことができます。

ソースかつ御膳

ソースかつ。

カツの向きを変えて撮りました。衣は薄めで、お肉は柔らかめに揚っていました。

ごはん。僕にはちょっと多くて、小盛りでもよいくらいでした。

付け合わせのキャベツもボリュームあります。ソースをかけていただきました。次回は、牛タン御膳でもと思いながらお店を後にしました。

【明治亭 長野駅店】

住所:長野県長野市南千歳1丁目22−6 MIDORI内
電話::026-219-1182
ホームページ:駒ヶ根市 ソースかつ丼 明治亭 (meijitei.com)


松本市渚の喫茶店「VIENS CAFE(ヴィヤンカフェ)でジャズとスイーツを楽しみました。

2022-05-13 19:30:00 | ジャズ喫茶

先日、昨年10月にオープンした松本市渚のジャズが流れる喫茶店「VIENS CAFE(ヴィヤンカフェ)」を再訪しました。絵画(アート)の展示会を行っていて、店内は華やかな雰囲気でお客様も数人いました。

オーディオ装置の方は、ツイーターが追加されていました。比較的大きめの音量で、アート・ペッパーやメイナード・ファーガソンのレコードを聴くことができ、珈琲、ケーキも美味しく、寛げました。

外観

店内。カウンター席が5つほどあります。

店内。本日は、絵の展示が行われています。

佐藤浩司郎さんのアート作品展が店内で開催されていました。これ自体はカードです。

佐藤浩司郎アート作品展の案内やプロフィール。

この椅子も、アート作品展のものだと思います。

スピーカーは、ツイーターが追加になっていました。

横から撮影

ALTEC社製のものです。

ズート・シムズのアルバムが展示してありました。

アート・ペッパーの「Meets The Rhythm Section」をかけています。

続いて、メイナード・ファーガソン(tp)「jam session」がかかりました。

メイナード・ファーガソン「jam session」のレコードは、多分オリジナル。演奏内容が良く、これは持っていないので、日本盤でもかまわないので、入手したくなりました。

こちらはモノラル用のプレーヤーです。マイルス・デイヴィス「Kind of Blue」のオリジナル盤をかけているところ。マスターは、オーディオの自作ばかりでなく、オリジナル盤などレコード収集もお好きなようです。

珈琲とこの展覧会限定のケーキをいただきました。作ったのは、松本市で人気のパティスリー・ニューモラスさんだそうです。

珈琲。軽めのものにしました。

瑞瑞しくて、食感が軽めで美味しい。展覧会のイメージに似合っているケーキでした。また、訪れます。

【VIENS CAFE(ヴィヤンカフェ)】

住所:長野県松本市渚2-7-4
電話:0263-28-1222
ホームページ:ヴィヤンカフェ (VIENS CAFE) 食べログ (tabelog.com)


太田寛二「AT JULIAN FEATURING SACHIYO NAYUKI」、旅の手帖6月号の特集「北海道グルメ旅」

2022-05-12 19:30:00 | ピアノ・トリオ

雑誌「旅の手帖6月号」の特集が、北海道グルメ旅だったので、思わず購入しました。来月、北海道を訪れる予定なので、同誌は実践的に使えます。昼はグルメ旅、夜はジャズを楽しむつもりです。札幌出身のピアニストの作品。

太田寛二 (KANJI OHTA)
AT JULIAN FEATURING SACHIYO NAYUKI (JULIAN RECORDS 2019年録音) 

   

北海道札幌市出身の太田寛二(p, 1959年生)さんは、現在もライブシーンで活躍中です。近年、CDが何作かリリースされ、地方でも彼のプレイを気軽に聴けるようになりました。バド・パウエル、バリー・ハリスを想起させるプレイは健在です。

メンバーは、太田寛二(p)、佐藤弘基(b)、今村陽太郎(ds)。2曲に、名雪祥代(as)が参加しています。佐藤さんは岩手県、今村さんは仙台市を中心に活動しているミュージシャンです。名雪さんは、仙台中心に活動をしており、リーダーCDを2枚出しています。

曲目は次のとおり。

1  Minor Mishap (Tommy Flanagan)
2  Deep Purple (Pete De Rose)
3  So Sorry Please (Bud Powell)
4  Webb City (Bud Powell)
5  A Cottage For Sale (Willard Robison) 
6  The Way You Look Tonight (Jerome Kern) 【今宵の君は】
7  Remember (Irving Berlin)
8  Moose The Mooche (Charlie Parker)
9  Walk Right Back (Sonny Curtis)
ジャズオリジナルが4曲、スタンダード曲が4曲に、ポップスでエヴァリー・ブラザーズの1961年のヒット曲「Walk Right Back」という選曲。名雪さん(as)は、4と9に加わっています。

これぞバップという演奏がたまらなく良いアルバム。1曲目の「Minor Mishap」から太田寛二(p)さんは軽快にスイングしていて、トリオは快調です。彼のタッチは全体に柔らかめで、それも特長だと思います。スローテンポでやるかと思った「Deep Purple」はリズムに変化を持たせ小粋で、バラード「A Cottage For Sale」は寂しさが滲み出していて心に残ります。名雪祥世(as)さんは「Webb City」で、パーカーフレーズを吹いていて迫力あります。

   

太田寛二(p)

   

名雪祥代(as)

   

今井陽太郎(ds)、佐藤弘基(b)。

(参考)拙ブログで今までに取り上げた太田さんのアルバム。

太田寛二「A DAY IN NEW YORK」とSTEREO誌2021年7月号「JBL75年の軌跡」

【太田寛二ホームページ】

太田寛二 オフィシャルサイト トップページ (kanji-ohta.com)

【名雪祥代ホームページ】

名雪祥代 Official Web Site – Sachiyo Nayuki Official Web Site

 

【旅の手帖 2022年6月号(交通新聞社)】

   

表紙

   

「降っても晴れても Moliere Cafe」。札幌フレンチだそうです。ランチに行きたい。

   

滞在は札幌のホテルです。夜はジャズライブかジャズバーに行きますが、締めのパフェも良いですね。

   

レンタカーを借りて、富良野・美瑛へ行こうかと考えています。「くまげら」の和牛ローストビーフ丼、美味しそうです。

   

こちらは美瑛のレストラン・アスペルジュのランチコースです。

   

この富良野メロンのデザートが気になります。

   

久しぶりに小樽へも行きたい。おたる政寿司本店の「春シャコとウニの握り」は、見るからに良さそうです。

   

小樽海鮮ナポリタンといった新しいメニューも考案されているようです。

   

小樽産ホタテ焼きなど、三角市場にある「北のどんぶり屋 滝波食堂」で味わえるようです。三角市場は前に一度入りましたが、活気ありました。

 

   

今回行くのは難しいと思いますが、積丹の「漁師の店 お食事処 中村屋」の赤ウニ丼は、見るからにすごい。

   

富良野の帰りに旭川に寄れれば寄って、焼鳥専門「ぎんねこ」の新子焼きを食べてみたい。

北海道へ行くのは来月下旬の予定ですが、道内の新型コロナの感染状況によっては、中止します。行ければ良いけど、どうなりますか。