長梅雨で思い出したのが、パリの夏。バーディーはフランスで暮らしたことがないが、昔読んだボードレールの解説本に、「パリの恋人たちの夏」?について、「北フランスの短い夏のことをわかっていないと詩の意味が十分理解できない」ような主旨のことが書かれていた。日本でいえば、桜の季節のようなものか?。確かに、北フランスの人が夏に海で泳いだりする場面は余り見ない(ドーバー海峡横断は別として)。こうした前提があるからこそ、破局した恋人たちのことを「パリの夏」になぞらえることを理解できるというのだ。
ところが、近年の北ヨーロッパの夏たるや、偏西風ジャンプのせいで、暑さのため老人を主体に多数の死者が出る状況である。地球温暖化?は詩の前提を変えるのである。
・・・関東上空の梅雨前線もどこかよそに行って欲しいものだ。
ところが、近年の北ヨーロッパの夏たるや、偏西風ジャンプのせいで、暑さのため老人を主体に多数の死者が出る状況である。地球温暖化?は詩の前提を変えるのである。
・・・関東上空の梅雨前線もどこかよそに行って欲しいものだ。