Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

生存競争

2007年10月01日 08時00分49秒 | Weblog
 司法試験に合格しても、二回試験や就職という関門を潜り抜けなければ仕事を得ることはできず、かといって企業に就職してサラリーマンになることも極めて困難なため、「無職」状態に陥ることになる。
 二回試験不合格だった71人のほかにも、現在「無職」の人は結構いるようである。弁護士事務所に就職しなかった人についてはいうまでもないが、例えば、判事補任官者を官報で見ると、同級生や実務修習地が同じ人で熱烈に裁判官を志望していた人たち(数名)の名前がなかった。これら無職の人(不合格だった人を含む)を集めると、軽く100人を超えるだろう。
 最近つくづく思うに、どうして人間は生存競争が好きなのだろうかということである。法曹の仕事の種となっている紛争も、生存競争が原因となっていることが殆どである。
 昨日書いた新卒の就職市場のように、少子高齢化のため競争が緩和された分野もあるが、全体的な傾向としては、総需要が縮小していくため競争は激化するのが自然の流れなのだろう。
コメント
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