Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

クジラから石油へ

2007年10月06日 19時50分41秒 | Weblog
 メルヴィルの「白鯨」の原文を休み休み読むうちに1年半もたってしまった。やっとかの有名な第24章「弁護」の末尾、
「捕鯨船こそはわがイェールであり、ハーヴァードであったのだ」
a whale-ship was my Yale College and my Harvard
まで辿りついた。
 巽孝之教授が指摘するとおり、19世紀の「世界はクジラで廻っていた」のである。最もポピュラーな燃料源だったからである(黒船来航も捕鯨船の寄港地確保が1つの目的だったことを想起すべし)。
 ところが、20世紀以降、世界はクジラではなく、石油で廻っているといってよい。クジラは保護される対象となってしまい、捕鯨を続ける日本は欧米から批判を受けることになった。人間も勝手なものである。
 ・・・それにしても、以前も指摘したとおり、この小説の前半は退屈極まりない。だが、あきらめずに「精読」を続けていこう。
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エリカさま

2007年10月06日 08時25分54秒 | Weblog
 衝撃の舞台挨拶で総スカンを食らっている沢尻エリカさまだが、どうしてここまで叩かれるのか、バーディーには不思議である。
 毎日上司や客に愛想を振りまいているサラリーマンも、内心ではエリカさまのように、「正直に」振舞ってみたいと思っているのではないか。周囲のご機嫌とりに終始したり、一日中「スマイル」の演技をしているうちに、他人に対してもそれを強いるようになってしまい、この掟に従わない奴を許せないと感じているのではないか。
 本音では「エリカさまのように正直に生きてみたい」と思いながらも、それを批判するのが「常識」だと思って、これまた演技をしているのではないか、と思うのである。
 ・・・まあ、ほぼ間違いなく芸能界を干されるだろうけど。


「ラジかるっ」でのやりとり
中山「(本作は)渾身の一作ですか?」
沢尻「違います」
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