綾瀬駅から東京拘置所へ(落合弁護士のブログより)
あの「なんともいえない嫌な色をした」高い塀ぞいの長い道を歩くと、どん詰まりに面会者入り口がある(ちなみに右手には2軒の「差し入れ屋」がある)。だが、ここからが長い。塀伝いにちょっと進むと、今度は横断歩道橋があり、面会者はここを渡らねばならない。
歩道橋を降りると、建物の入り口があり、入るとすぐ受付がある。面会者はここで書類に記入しなければならず、面会許可が出ると入り口のゲートで厳重なチェックを受けたあと、さらにかなり先にある弁護人待合室で番号が呼ばれるのを待つ。そして、番号を呼ばれるてから、エレベーターで接見室まで昇っていくのである。
小菅という灰色の町に、堅固で無機質な拘置所の高層建築がよく似合う。そしてこの建物の中では、多くの人間の暗く激しい情念が、行き場を失って渦巻いているのである。
あの「なんともいえない嫌な色をした」高い塀ぞいの長い道を歩くと、どん詰まりに面会者入り口がある(ちなみに右手には2軒の「差し入れ屋」がある)。だが、ここからが長い。塀伝いにちょっと進むと、今度は横断歩道橋があり、面会者はここを渡らねばならない。
歩道橋を降りると、建物の入り口があり、入るとすぐ受付がある。面会者はここで書類に記入しなければならず、面会許可が出ると入り口のゲートで厳重なチェックを受けたあと、さらにかなり先にある弁護人待合室で番号が呼ばれるのを待つ。そして、番号を呼ばれるてから、エレベーターで接見室まで昇っていくのである。
小菅という灰色の町に、堅固で無機質な拘置所の高層建築がよく似合う。そしてこの建物の中では、多くの人間の暗く激しい情念が、行き場を失って渦巻いているのである。