鍛えどころ

　よく、体のキレを良くするには「足腰を鍛えろ」という。これは正しいと思うが、まだターゲットがぼんやりしている。足腰などというからいけないので、端的に「腿の前」と言えばよいのである。そこで、スクワットに精を出すことになる。
　さて、水上を滑らかに泳ぐためには、どこを鍛えればよいか、それは北島康介が知っている。
今年の所信は「一意専心」、北島が公開練習で年賀状配布
　彼の「鍛えどころ」は、背中の筋肉である。やはり一流の人は鍛えどころが違う。

米中時間差不況？

　一昨日、ＮＨＫで榊原英資元財務官が今後の景気動向を語っていた。そこで気になったのは、氏が、「米国の景気後退に続いて、人民元切り上げを契機とする中国経済の混乱」の可能性が濃厚であると指摘していたことである。バーディーも全く同感である。
　サブプライム問題については既に述べたとおり、最初から仕組まれた毒のようなもの（サブクライム）であったといわれている。もっとも、このドサクサで儲けた者もいて、「逆張り」をしていたゴールドマン・サックスがその代表だろう。
　こういう手法で金を稼ぐくらいしか手がないのか、疑問になるところだが、そういえば、最近の原油価格高騰は投機筋によるものらしく、やはりここにも不健全な発想が垣間見える。
　そのアメリカを最大の輸出相手国として経済成長を続ける中国だが、バブルの兆候は明らかな中で従前からアメリカから「人民元の切り上げ」を要求されており、北京オリンピック後の人民元切り上げは必至の状況といわれる。
　そこで、中国バブルの崩壊が予想されるのであり、榊原氏はそのことを警告しているのである。