Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

エイハブ船長の懊悩

2008年01月14日 21時27分15秒 | Weblog
 遅々として進まぬ「白鯨」原書の精読だが、ようやく3分の1くらいまでたどり着いた。モービー・ディックの言葉がやっと登場。

But in each event---in the living act, the undoubted deed---there, some unknown but still reasoning thing puts forth the mouldings of its features from behind the unreasoning mask. If man will strike, strike through the mask!(36章)
 うむ、「非理性的な仮面」の背後に「理性的なもの」を直観するエイハブ船長は、今更いうまでもなく正統派プラトン主義者なのである。

From with little external to constrain us, the innermost necessities in our being, these still drive us on.(同上)
 モービー・ディック、あるいは「むき出しの表現」「自然・生命そのもの」は、the innermost necessities(我々の「深奥なる必然」)と同様、理性=エイハブに敵対するものなのである。
 ちなみに、「白鯨」を傑作と賞賛する作家の一人であるアルベール・カミュは、おそらく、モービー・ディックと戦うエイハブ船長を、悪=ペストと戦う「ペスト」の主人公のモデルとしたのだろうと、とバーディーは勝手に推測する。

Gifted with the high perception, I lack the low, enjoying power; damned, most subtly and most malignantly! damned in the midst of Paradise!(37章)
 モービー・ディックを見たものは、もはやこの世のどんな低俗な楽しみにも心惹かれず、「楽園のさなかにありて呪われた者」と化してしまう。
 ・・・エイハブはこのままだと、あれほど憎んでいた「生命」「不合理」の世界へと跳躍しはしまいか?
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中傷?

2008年01月14日 07時36分02秒 | Weblog
田誠一衆院議員:社民・福島党首を「極左」と中傷(毎日JP)
 自民党の太田誠一衆院議員(福岡3区、元総務庁長官)は13日、福岡市内で開いた自身の「新春の集い」であいさつし、テロ対策の重要性にふれる中で「(我が国では)極左系の弁護士もたくさんおり、国会議員になっている。どこかの党の党首になっている」と発言した。指摘した党首について、太田氏は会合終了後の取材に「(社民党の)福島瑞穂氏だ」と述べた。

 不謹慎かもしれないが笑ってしまった。
 福島弁護士は、検察修習時代、取調べは被疑者に対する人権侵害だとか何とかいう理由で取り調べ修習を拒否した逸話の持ち主である。
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