職業柄、バーディーは犯罪者の心理に深い関心がある。最近の刑事弁護は振込詐欺(知能犯)一色といった感じだが、殺人などの粗暴犯の心理についても、十分理解をしておく必要がある。
そこでお勧めなのが、
異常快楽殺人
である。殺害した人間の数が400人、360人などというメガトン級の凶悪犯のストーリーが綴られている。中には、「サイコ」や「羊たちの沈黙」のモデルも登場する。
さて、異常快楽殺人犯が生まれる原因は、おそらく、「幼いころの(性的)虐待」(308p)にあるのだろう。この本の至るところに、被害を受けた幼児が長じて今度は加害者になる悪循環を見ることができる。
フロイトによれば、幼児体験は人生に決定的な影響を及ぼす(「ロリータ」を読んでみるとよい)。問題は、被虐体験がどうして加害衝動に転化するのかということである。ここにおそらく、犯罪心理の最大の謎があると思う。
そこでお勧めなのが、
異常快楽殺人
である。殺害した人間の数が400人、360人などというメガトン級の凶悪犯のストーリーが綴られている。中には、「サイコ」や「羊たちの沈黙」のモデルも登場する。
さて、異常快楽殺人犯が生まれる原因は、おそらく、「幼いころの(性的)虐待」(308p)にあるのだろう。この本の至るところに、被害を受けた幼児が長じて今度は加害者になる悪循環を見ることができる。
フロイトによれば、幼児体験は人生に決定的な影響を及ぼす(「ロリータ」を読んでみるとよい)。問題は、被虐体験がどうして加害衝動に転化するのかということである。ここにおそらく、犯罪心理の最大の謎があると思う。