今週の「週刊新潮」で、藤原正彦さんが、ビッグスリーの大工場のある州の選出議員が「全体の発展、全体の利益」を追求せず、こぞってトヨタ叩きに走った現象を批判している。バーディーはここで、ルソーの「半代表」とトクヴィルのアメリカン・デモクラシーを思い出した。
ルソーはかの有名な「半代表」の理念(支持母体の利益等を追求する純粋代表とは異なり、さらに高次元の利益等を追求すべきこと)を提示した。逆にトクヴィルは、アメリカの民主政は、個別の利益を追求する圧力団体が相互に調整し合って成立していることを驚きとともに指摘した。以上は大学時代の勉強のやや不確かかもしれない記憶である。
要は、アメリカは、西欧の政治文化の継承者ではなく、極めて特殊な国なのだということ。そういう前提で付き合わないといけない。
ルソーはかの有名な「半代表」の理念(支持母体の利益等を追求する純粋代表とは異なり、さらに高次元の利益等を追求すべきこと)を提示した。逆にトクヴィルは、アメリカの民主政は、個別の利益を追求する圧力団体が相互に調整し合って成立していることを驚きとともに指摘した。以上は大学時代の勉強のやや不確かかもしれない記憶である。
要は、アメリカは、西欧の政治文化の継承者ではなく、極めて特殊な国なのだということ。そういう前提で付き合わないといけない。