ある離婚事件で、妻側が離婚事由として、自営業者である夫が毎月定額の生活費を渡してくれないというのがあった。夫側の言い分としては、サラリーマンとは違って売上げに波があるから仕方がないというものである。この事件を担当した某裁判官は、「貧しさを分かつという夫婦もたくさんいますよ」と妻側の代理人に指摘していたが・・・。
ところで、約30年前の弁護士の卵たち(修習生)は、「俺は家に毎月200万を入れるつもりだ」などと会話していたそうだが、この「定額」というのがミソで、苦しいときも家族に不安を与えないための工夫なのである。
だが、これはもろ刃の剣であって、苦しいからといってこれを減額すると、特に夫婦関係に問題のあるところなどでは波乱が起きかねない。だから、赤字でも家には定額を入れざるを得ないということになる。
そして、このことが、最近頻発している弁護士による横領事件の背景をなしていることは間違いないと思う。
ところで、約30年前の弁護士の卵たち(修習生)は、「俺は家に毎月200万を入れるつもりだ」などと会話していたそうだが、この「定額」というのがミソで、苦しいときも家族に不安を与えないための工夫なのである。
だが、これはもろ刃の剣であって、苦しいからといってこれを減額すると、特に夫婦関係に問題のあるところなどでは波乱が起きかねない。だから、赤字でも家には定額を入れざるを得ないということになる。
そして、このことが、最近頻発している弁護士による横領事件の背景をなしていることは間違いないと思う。