大阪都構想の住民投票、1万741票差で反対多数
橋下市長の主張をうんと単純化すると、税金の無駄遣いを防止するために行政の仕組みを変えるというものだろう。
政治の「改革」においては、「諸悪の根源は人にある。よって人を変えなければ政治は良くならない」という主張と、「そもそも人間はそんなもの。だから『仕組み』でもって人間を縛らなければならない」という主張がぶつかることがある。人治と法治の対立も似たような構図である。
今回の住民投票で、「仕組みを変える」路線が敗れたわけだが、個人的には、橋下氏が市長でいる限り、改革の大半の目的は達せられるように思う。彼がトップにいると、下にいる人間たちは変わらざるを得ないだろう。つくづく、彼は「人治」の人だと思うのである。
橋下市長の主張をうんと単純化すると、税金の無駄遣いを防止するために行政の仕組みを変えるというものだろう。
政治の「改革」においては、「諸悪の根源は人にある。よって人を変えなければ政治は良くならない」という主張と、「そもそも人間はそんなもの。だから『仕組み』でもって人間を縛らなければならない」という主張がぶつかることがある。人治と法治の対立も似たような構図である。
今回の住民投票で、「仕組みを変える」路線が敗れたわけだが、個人的には、橋下氏が市長でいる限り、改革の大半の目的は達せられるように思う。彼がトップにいると、下にいる人間たちは変わらざるを得ないだろう。つくづく、彼は「人治」の人だと思うのである。