日本の法曹界がアメリカ化しているのでは その1
日本の弁護士業界において、「一部のリッチな弁護士と、所得の低い弁護士の二極化が進んでいる」というのは正しいと思うが、それを「アメリカ化」といってよいかについては何とも言えない。
ビジネス優先主義の側面、例えば、「営業活動を積極的に行って、金儲けをしなければというモチベーション」が高くなっている点はアメリカに似てきたと言えるのかもしれないが、裏を返すと、従前は、「金儲けをしなくてもよい」という弁護士が一定程度存在していて、そのためにかえって「儲かる」商売が出来ていたということなのだろう。
このような中で、大勢に従って金儲けにいそしむ「バブル志向」弁護士と、そうでない「清貧派」弁護士との二極化は進むのではないだろうか。こうなると、「アメリカ化」というよりは、「昭和化」と呼ぶ方が適切なように思える。
日本の弁護士業界において、「一部のリッチな弁護士と、所得の低い弁護士の二極化が進んでいる」というのは正しいと思うが、それを「アメリカ化」といってよいかについては何とも言えない。
ビジネス優先主義の側面、例えば、「営業活動を積極的に行って、金儲けをしなければというモチベーション」が高くなっている点はアメリカに似てきたと言えるのかもしれないが、裏を返すと、従前は、「金儲けをしなくてもよい」という弁護士が一定程度存在していて、そのためにかえって「儲かる」商売が出来ていたということなのだろう。
このような中で、大勢に従って金儲けにいそしむ「バブル志向」弁護士と、そうでない「清貧派」弁護士との二極化は進むのではないだろうか。こうなると、「アメリカ化」というよりは、「昭和化」と呼ぶ方が適切なように思える。