「偽」の年

ＶＷ 二酸化炭素の排出量でも不正確認
杭打ち「適当に作って出せ」
　2014年は、年明け早々から「大沢樹生ＤＮＡ鑑定事件」と「ＳＴＡＰ細胞事件」、しばらくして「佐村河内事件」が発生するなど、１年を表現するのには「偽」という漢字がふさわしい年だった。
　だが、2015年も、後半に来てから、ＶＷ事件やくい打ちデータ偽装試験など、「偽」にまつわる事件が続いている。
　共通しているのは、「外見だけでは分からない」という点だが、裏返すと、世間がいかに外見や権威だけで動いているかということを示している。「大手不動産会社だし検査も合格しているから大丈夫」、「有名なブランドだし排出基準適合検査に合格しているから大丈夫」・・・。