Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

高裁裁判官

2016年08月05日 08時05分23秒 | Weblog
どんな裁判官の評価が高いか、また低いか(裁判官評価情報)
 「高裁の裁判官に対する評価が厳しいようです。高裁の民事部の裁判官は62人ですが、そのうち22人について28通の意見があり、大変良い、良いが計14通あり、大変悪い、悪いが計12通あったそうです。悪いと思った理由としては、判決の理由がほとんど示されていない、不意打ち的に地裁判決を覆した、和解が強引であるなどの意見が挙げられていたそうです。高裁は裁判件数が増えるなかで1回しか審理をしないことが増えています。そのことが不満を生んでいる可能性があります。大阪弁護士会が2012年に行った民事裁判調査でも、高裁に対する不満が多数出ていました。大阪弁護士会は、今年度、高裁問題プロジェクトチームを設けて調査検討を始めました。」

 高橋宏志先生によると、平成8年に制定された新民事訴訟法の根本理念は、「手続保障」と「迅速性」なのだそうであるが、先生の指摘では、近年、「迅速性」の誤用が若干目立つということのようである。
 例えば、東京高裁の場合、約8割が1回の口頭弁論で結審し、多くの事案で折衷的な形の和解案が提示される。和解の進め方は、「合議が割れている。あなたは原審では勝ったけど、当審では逆転敗訴かもね」などといった、半ば脅迫的なものも多い。判決にしても、「原判決の●頁●行目から●頁●行目までを引用する」式のおざなりなものだったり、結論を覆す場合でもあまり理由が書かれていないこともある。
 要するに、高裁の審理は、迅速性を重んじるあまり拙速になっているきらいがある。
コメント
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