記録を読まない裁判官
私は、修習時代、弁護士の間で「記録を読まない裁判官」という噂のある裁判官と同じ部に配属されていた。
その裁判官は、あらゆる事件について記録を読まないかというと、決してそうではなく、事件を、「判決になりそうな事件」と「和解で終わりそうな事件」とに分類し、前者を集中的に読みこんでいたのである。
ちなみに、その裁判官は、和解を成立させるのが上手いという定評もあり、手持ち事件が滞留するということもなかった。
問題なのは、どんな事件でも適当に読み流す裁判官であり、これは論外というしかない。
私は、修習時代、弁護士の間で「記録を読まない裁判官」という噂のある裁判官と同じ部に配属されていた。
その裁判官は、あらゆる事件について記録を読まないかというと、決してそうではなく、事件を、「判決になりそうな事件」と「和解で終わりそうな事件」とに分類し、前者を集中的に読みこんでいたのである。
ちなみに、その裁判官は、和解を成立させるのが上手いという定評もあり、手持ち事件が滞留するということもなかった。
問題なのは、どんな事件でも適当に読み流す裁判官であり、これは論外というしかない。