領土感覚

【旧ドイツ領】カリーニングラード

　ロシア（旧ソ連）が第二次大戦で獲得（奪取）した領土には、旧ドイツ領・カリーニングラードが含まれる。ドイツ名「ケーニヒスベルク」であり、カントが終生暮らした都市として知られる。
　だが、上のサイトを見ただけでも、歴史的に帰属の変遷がめまぐるしい上、北方領土の場合と決定的に違うのは、ドイツが独ソ不可侵条約を破棄してソ連に攻め込んで開戦したことと、その戦争の結果、ドイツがソ連に「割譲」したということである。
　それでも、ロシアの一般国民は、カリーニングラードと同じく、「北方領土は戦争に勝利したことにより獲得した領土だ」という感覚でいるようだ。