森友学園問題、「忖度の物証」が持つ"破壊力"
「これについて財務省の中尾睦理財局次長は以下のように述べている。
「法律でいえば民法に規定されていると思うが、埋没物が変質するリスクというものがあって、これは杭を打っていて、仮に杭の中に生活ゴミなどが混じっていると、杭が変質するというものだ。そういうリスクもあったやに承知をしている」」
理財局次長が言っている「民法(の)規定」とは、売買の瑕疵担保責任(570条・566条)のことだろうか。
確かに、瑕疵担保責任のリスクを算定して売買価格に反映させるという考え方は一応成り立つ。だが、地下に生活ゴミが埋まっているだけで直ちに物理的な損害が現実化するとは考えにくく、どちらかといえば「心理的瑕疵」に過ぎないのではないかと思われる。そうすると、損害の算定として不合理だという見方が出てくる。
「これについて財務省の中尾睦理財局次長は以下のように述べている。
「法律でいえば民法に規定されていると思うが、埋没物が変質するリスクというものがあって、これは杭を打っていて、仮に杭の中に生活ゴミなどが混じっていると、杭が変質するというものだ。そういうリスクもあったやに承知をしている」」
理財局次長が言っている「民法(の)規定」とは、売買の瑕疵担保責任(570条・566条)のことだろうか。
確かに、瑕疵担保責任のリスクを算定して売買価格に反映させるという考え方は一応成り立つ。だが、地下に生活ゴミが埋まっているだけで直ちに物理的な損害が現実化するとは考えにくく、どちらかといえば「心理的瑕疵」に過ぎないのではないかと思われる。そうすると、損害の算定として不合理だという見方が出てくる。