古賀茂明「アップル、鴻海参入と危機煽り、東芝メモリを殺す日の丸連合」
「この世界で生き残る条件は、技術水準以外に三つある。第一にけた外れの豊富な資金、第二に即断即決のスピーディーな経営判断、第三に大きなリスクを取る企業風土だ。この三つが揃って、初めてこの業界での競争参加資格があると言っても良いだろう。
一方、経団連の大企業数十社の寄せ集め企業グループに加え、最大の出資者として政府系のファンドや金融機関が名を連ねる企業がどんなものか想像してみよう。必要な3条件すべてで、最低ランクになるのは確実だ。東芝メモリにとっては、最悪のオーナー構成である。」
税金を投入する場合、がんじがらめの規則によって経営陣の身動きがとれなくなる可能性が高い。それに、役所からの天下り幹部に、この分野についての経営の能力があるとも思えない。
古賀氏は、「外資であろうと、東芝の事業を買ってうまく存続させてくれるのであれば、市場全体にとっては望ましいことなのではないだろうか」という問題提起を行っているように思える。
「この世界で生き残る条件は、技術水準以外に三つある。第一にけた外れの豊富な資金、第二に即断即決のスピーディーな経営判断、第三に大きなリスクを取る企業風土だ。この三つが揃って、初めてこの業界での競争参加資格があると言っても良いだろう。
一方、経団連の大企業数十社の寄せ集め企業グループに加え、最大の出資者として政府系のファンドや金融機関が名を連ねる企業がどんなものか想像してみよう。必要な3条件すべてで、最低ランクになるのは確実だ。東芝メモリにとっては、最悪のオーナー構成である。」
税金を投入する場合、がんじがらめの規則によって経営陣の身動きがとれなくなる可能性が高い。それに、役所からの天下り幹部に、この分野についての経営の能力があるとも思えない。
古賀氏は、「外資であろうと、東芝の事業を買ってうまく存続させてくれるのであれば、市場全体にとっては望ましいことなのではないだろうか」という問題提起を行っているように思える。